珍しい散らし方です。
仮名書道では、行間や、各行の天地の高低、
行を斜めにするなど、
主に、△のトップを半紙のどこにして、
和歌などの行を配分を考えますが、
今回の課題は、散らしが△になっていないのと、
あまり、斜めに行が流れていません。
それでも線の流れが美しく、変体仮名の選び方も
素敵です。
まだ練習中ですから、墨付けももう少し考えないと、です。
【読み】
山かひの秋のふかきに
おどろきぬ田を
すでに刈りて
とぼしきみず
音
【変体仮名で】
山可飛の 秋 能不可き二
於とろ支ぬ 田を
寸て尓 閑里天
登本し起 三春
音
【情景説明】
山かひの秋の深さに驚いた
稲をすでに刈って川水も減って
かすかな音で流れている
今回の、勉強ポイントは、
特に、「ひ」の変体仮名の「飛」 と、
「か」の変体仮名の「閑」 は、
繊細で、絶妙なバランスですね。
ほんの少しの間でも無になれます。
日常のリセット!!
日常のリセット!!
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