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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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ふれあい

2013年04月27日 07時13分14秒 | インポート
〈やさしさ、おもいやり〉
 やさしさとか、おもいやりは、本で読んだり、教えられたりして身につくのではなく、体験して、初めて身につくのです。
 なぜ人は病むのか、苦しむのか、万人に納得できる解答はないかもしれません。
 しかし、人は、自分が病み、苦しみにあったとき、素直に、ありのままの姿の自分を見つめることができ、同時に人のありのままの姿を見ることができるようになり、人への思いやりや、やさしさを味わう機会となるのです。病や苦しみが私たちに、もっと味わい深い導くという面があるというのです。
「祈りの塔」という雑誌にこんな詩があります。
病まなければ、ささげ得ない祈りがある
病まなければ、信じ得ない奇蹟がある
病まなければ、信じ得ない真理がある
病まなければ、近づき得ない聖所がある
病まなければ、仰ぎ得ない聖顔がある
おお、病まなければ、私は人間でさえあり得ない
 苦しみが祈りへの小路、神に出会う道であることを、旧約聖書の詩篇に「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなた(神)のおきてを学びました。」(詩篇119篇71節)と歌っています。
 傷つけられた真珠貝が、その傷をおおうためにあの美しい真珠をつくるように、傷ついた心、砕かれた心に神への信仰が生まれるのです。
「ふれあい」ラジオメッセージ第7集 安海 靖郎著 太平洋放送協会より引用・要約しました。A.O