牧師・礼拝メッセージ(要約）

【先週の礼拝説教回想】 ４月２１日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 詩篇３２：１～１１節
・説教題 真の喜び、楽しみ
▼真の喜びと、楽しみは何にあるのでしょう。
この作詞者はダビデ。悔い改めの詩の一つ。キリスト教会において古来から「七つのざんげの詩」として６、３２、３８、５１、１０２、１３０、１４３篇」が挙げられております。５１篇は、ダビデの詩篇で、同じ罪の同じ深刻な罪のうめきといやしがあります。５１篇はその真っただ中にある時の自分の状況、この３２篇はその後の神の赦しを経験した時であろう。
▼彼の罪科はサムエル後書１１、１２章にある罪でしょう。臣下が敵と戦っている間、城の上から、ウリヤの妻バテシバが湯あびしている所を見て誘惑され、城内に呼ばせて犯し、それを隠すために夫ウリヤを司令官のヨアブを通して、敵陣の先頭に立たせて敵に殺させた罪のことです。神はナタンという預言者を通してそれを指摘され、悔い改めて赦されたのでした。深い罪責と悔恨の情がほとばしり、真実を表し、その結果神から賜った赦しの喜びと、楽しみさえも受けたのです。
・３、４節「私は黙っていたときには、一日中うめいて、私の骨々は疲れ果てました。それは、御手が昼も夜も私の上に重くのしかかり、私の骨髄は、夏のひでりでかわききったからです。」
・５節「私は、自分の罪をあなたに知らせ、私の咎を隠しませんでした。私は申しました。『私のそむきの罪を主に告白しよう。』すると、あなたは私の罪のとがめを赦されました。」
これらを通して１１節の喜びと楽しみを言い広めているのです。
▼ひどい罪を犯しているのに、赦されるばかりか、人々にお勧めと教訓をたれるとは？と思われそうです。しかし、神の赦しはそうさせるのです。跡かたもない、それを忘れてくださる、恵みの扱いだからです。
とは言え、ダビデは後、人間的な代価を払わされております。神は公義を行ないなさいます。罪はこうしてゆるされますが、痕跡を残し人としての代価を払わせられます。警戒！
主イエスが十字架で身代わりの死を遂げてくださいましたから尚更赦されます。
▼神の権威ある赦しと、喜び、楽しみを前向きに経験し、伝える人にならせていただこうではありませんか。