人生のかぎ

輝く生涯　　―エミ・カーマイケル―
　ハロゲイトにおける救いの確信―かわききった３年の間のうるおされた一瞬―ベルファーストにおける聖霊による永遠の価値に自覚―いのちの価値を変えた何かが起こった―グラスゴーにおけるキリストにある新しいいのちの現実性―私たちを守ってつまずかせないおかた―これらが、エミー・カーマイケルの霊的な目覚めと、主イエスのための実り豊かな長い奉仕の備えとしての、霊的な一つ一つの時期を画するものであった。
　アイルランドのこの少女は、神と近く歩むために欠くことのできない聖霊に対する感受性を早くから学んだ。彼女はまだ十代の時、ベルファーストの「ウェルカム」と言う名の伝道所で、主の奉仕に導かれた。しばらくの間、毎晩救われる魂が続いたが、突然、集会が死んだようになった。祈って、自らの心を探るうちに知らされたことを彼女はしるしている。
「集会の後、家に帰ってからはしゃぎ回ったことを思い出しました。それはいつものように私の失敗でした。楽しむことは何も悪くはありません。でも、時が悪かったのです。これに気づいた時のショックを決して忘れたことはありません。聖霊を悲しませてはいけない―これがそのときのみことばでした。主は憐れみによってゆるしてくださり、働きはさらに続けられました。」

Ｖ・レイモンド・エドマン著『人生のかぎ』―信仰生活に秘訣を見いだした人々―より引用しました。Ａ．Ｏ