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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・余白余録

2015年10月14日 06時06分27秒 | メッセージ
ビリー・グラハム著『世界は燃えている』
終りのしるし  9 知識と旅行 pp306、307

「ダニエルよ、終末の時まで、此の言を秘し、此の書を封じおけ。衆多の者、跋渉らん(ゆきわたらん)而して知識増すべしと」(ダニエル12:4文語訳)。このダニエル書の言葉の意味は、この時代に至るまでは理解し得なかったでしょう。まことに、聖書はこれらの言葉が「終りの時まで秘し、かつ封じておかれます」(ダニエル12:9)と言っています。
 今日、私たちは、ダニエルが意味したことを十分に知っています。現代は確かに、スピードと旅行と知識の時代です。人間の知識は、15年ごとに2倍になっています。そして、60年もたたないうちに、馬車からミサイルへの進歩を遂げてしまったのです。アメリカにおける労働運動の指導者ワルター・ルーサーは、最近私に次のように語りました。私たちは来るべき時10年間に、過去200年間において得た以上の知識を得るであろうと。自動車や飛行機が現われるまでは、「衆多(おおく)の者、跋渉(ゆきわた)らん」と言うダニエルの書の意味を理解することは困難でした。しかし、今日では、昼と言わず、夜と言わず、数えきれない自動車が道を走っており、無数の飛行機が空を飛んでいるのです。
 この個所は、また、聖書における預言の知識が増加することを意味しています。そして、このことは、今日、確かに真実であるのです。多くのキリスト者が歴史のどのような時代におけるよりも、聖書の預言に関心をもち、かつ研究しています。新しい考古学および科学の発見は、人々の注意を預言の問題に集中させることになりました。聖霊の霊感によって聖書が開かれて以来はじめて、私たちは、その多くの部分を、現代の世界の出来事の光に照らして理解することができるのです。」