メンバー:T田CL、A坂SL、K見、M子、H子、I堀、K村、NT目(記)
当初計画では子持岩・獅子岩の予定だったが、弘前から津軽美人クライマーH子さんが遠方より1人で参加との事で少し欲張りな計画とした。
幸いにも天気は好転予報で雨の心配はなさそうだ。
メンバーの半数が一ノ倉初見となったが、CL始め強いTOPを引けるメンバーが揃っているので不安はない。
前夜移動組の7名はベースプラザ駐車場に0時30分頃到着し、軽く一杯寝酒を飲んで深夜2時前には全員眠りについた。
翌朝5時30分に出発、6時20分にM子さんが到着しまだ残雪豊富な一ノ倉沢に入渓、今時期のアプローチは楽だ。
テールリッチは乾いており、危険個所も残置ロープがあり、快適に高度を稼ぐ。
中央稜基部に先行パーティー3名がいた。南稜テラスに一番乗りしたが風が強いので引返すとの事、
ビールをすすめられK見父ちゃんは飲みたそうだったが、これから登るのでと断っていた。以前青葉の岩場で会っていた人達だった。
烏帽子奥壁鎌形ハング直下には大きな雪渓が残っていて、南稜テラスまでは濡れた岩場の登りとなった。
念のためロープをだし8時すぎに全員南稜テラス到着。
先行Pがいたので8時30分、T田CL-I堀・K村チームスタート、A坂SL-H子、M子-K見・N田目の順で登攀開始。
1ピッチ目のチムニーで時間を取られたが、後続Pがいなかったので時間を気にしないで登れた。
奥壁には中央カンテに3P、変形チムニーに1P、中央稜2Pほどいた。
中央カンテの1Pはアイゼンを履いて冬壁のトレーニングをしていた。
順調に各ピッチをやり過ごし、13時には全員終了点に出て6ルンゼを懸垂下降し、15時すぎに全員南稜テラスへ帰還した。
濡れた烏帽子スラブ上部の懸垂下降に時間を取られたが、18時すぎに出合着、明るいうち降りれて良かった。
K見父ちゃんはテールリッチ下降中は死人の形相だったが、出合からは饒舌になりいつもの父ちゃんに戻ったのでホットした。
父ちゃん頑張った。
20時頃、水上のスーパーで買出しを終え20時半には高山村ふれあいプラザの温泉に飛込み、
先着していたIちゃんとN会長と合流。Iちゃんにはいろいろお世話になり感謝。
雑感:仲間とのクライミングは楽しい、最高の谷川だった。一ノ倉沢初めてのメンバーはあの雰囲気は今まで感じたことが無かったと思う。
私も19才で初めて一ノ倉沢に入ったと時は恐怖心でいっぱいだった。登攀技術向上は自分で努力しないといけない。
登る技術・降りる技術を磨いて、危険地帯から早く抜け出せるようにリスク管理が大事。
I堀さん、K村さん、上を目指して頑張って欲しい。T田CL、A坂SL、M子さん、H子さん、素晴らしいリードでした。H子さん、また遊びに来て下さい。
谷川に精通していらっしゃるNtmさんからたくさんお話を聞けて、勉強になりました。
そして、フェイスタのみなさんも楽しくて、外部から参加させていただいているのをつい忘れるくらいでした。
またご一緒させていただける日を楽しみにしています。ありがとうございました。
また機会がありましたらぜひ参加して下さい。