Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

リューター ( 壊れる )

2012-11-18 21:50:07 | フィギュア
『 バキッッ!! 』という音とともに、リューターのハンドピースが豪快に割れた !!

リューターフル可動、ガンガン・ガシガシ削りだしているこの時期になんてこったい

とにかく、まだ使える( 動く )のか確認。

キュイン~…う…動いた !!

だが、いつ負担に耐え切れず崩壊し停止するかもわからない。 すでにハンドピースはバキバキの状態、時間の問題だ。

【 ボークス 造形村 リューター 】思えば何年もよく働いてくれた。



とりあえず、リューターの持ち主である兄に事の次第を伝えねば。 ( 兄からの借り物でした )


a : リューターが壊れた。…壊した? とにかく割れた。

兄 : ( 大笑い )

a : もうアカンわ、使えるのも時間の問題や。

兄 : 随分、昔に買った物だからな。なら次はシャフトの付いてる物を探したらどうや? 俺が使っているシャフトが付いたものは負担を気にせず、止まることもなくガンガン楽に削れるぞ。

a : シャフトってなんぞ!? ( 兄から説明を受けるもピンとこないが、素晴らしく使い勝手の良い道具らしい )



早急に新しいリューターを入手しなくては !! パワー重視。


そういえば
私が兄のモノを壊しても兄に怒られたことがなかった。

車の免許を取りたての頃、兄の車を借りて壊してしまい車を買い替えることになってしまった時も怒るどころか笑っていた。

我が兄ながら…不思議なお人







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闇夜の烏 ・ 月夜の白鷺

2012-11-17 21:00:23 | 日常
人間は本当に驚いた時には声が出ないものだということを改めて知った。


朝、会社までの道をボ~としながら一人歩いていた。


私は気が付かなかった。 ( あいつは気配を消していたのか !? )

そいつが手が届くほどの距離にいたにもかかわらず気が付かなかったのだ。

それは


白いガードレールに同化した白鷺 !!( 体長1m弱 )


『 なぜ、こんな所にお前がいる !? 』 ( 車通りがかなりある )

突然の出来事にびっくらして驚きの声すら出ず、あまりの大きさと迫力にその場に立ち止まってしまった。


『 デカい !! デカすぎるにもほどがあるだろぉ !? 』


野生の白鷺 + その距離1m = 危険度MAX !!( 襲われる可能性大

白鷺が私に気づいてないわけがない。 早くこの場をなんとかせねば…やられる

ゆっくり…ゆっくり…白鷺を脅かせないように鷺との距離をあけていく。

そして、何事も無かったかのようにその場を立ち去った。
( 鷺に襲われたなど洒落にもならない )



【 闇夜の烏 ・ 月夜の白鷺 】

闇夜に黒い烏がいても分からない。同様に月夜に白い鷺がいても見つけにくい、ということから周りのものと区別がつかない物のたとえ。



『 月夜 』ならぬ『 白いガードレール 』とは現代ならではか…

あんなにも間近で、立派な野生の白鷺を見られてちょっと得をした気分だったけれど…怖かった



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語兎 ( カタリウサギ ) 【黒】

2012-11-13 21:03:19 | フィギュア
『フィギュア制作日誌』


※イベント用に制作したフィギュア


WF2012夏

☆ 語兎 (カタリウサギ)… 如(ゴト)とも読む。何をも語らぬウサギ。


語兎 (黒兎)


         

白兎に引き続き、黒兎です。 こちらの黒兎の瞳はオレンジ目です。( よく見ないとわかりにくいし、よく見てもわかりづらい )

顔の塗装は白兎に比べ、少し赤みを帯びたほんのり桃色をきかせています。


   

さて、体の塗装をどうしようかと…

おめでたい柄にしようと鶴を筆で描くも細かすぎて失敗。 ならばと、亀を描くも…しっくりこない。

しっくりこないが故に最終段階まできた塗装をシンナーに浸けてすべて取り除いた。
( 塗装にかかった数日間はすべて水の泡どころかシンナーの海に… ) 

結果、市松模様に決定 !!

胸元にチラリと覗く着物柄には細かく絵柄を施した。

これまた、よく見ないとわからないが市松模様の白い小さな四角い所にはグラデーションがかかっているのだ。

下地が見えるのを見越して、先にアイボリー色の下地にグラデーションをかけて、その上から市松模様を施した。


ここまで見越しておきながら、なぜヒゲを付ける穴を忘れたのか !?

… 自分の落ち度が悔やまれまする。



   

オリジナルの台座には、これまたオリジナルの語兎の家紋です。 ( 見る人が見れば、何となくわかってくれるだろうか… )




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デザインフェスタ vol.36

2012-11-12 20:01:34 | フィギュア
11月11日(土) デザインフェスタvol.36へ行ってきました。

今まで行ってみたいと思っていたものの機会がなく、けれど今回は縁があり見に行くことができました。

イベントといえばワンフェスしか行ったことがなかったから

会場や客層の雰囲気 ・ 出展ジャンルの豊富さ ・ ブースの展示の仕方 などまた違っていて楽しめました

個性的で世界観のあるいろんなモノたちがイッパイ溢れていて、『 こういう世界もあるんだなぁ 』とイイ勉強になった。



そして
実は今回の目的の1つだった モンヂャック 】を連れて帰ることができました。

欲しかったもののブースがわからず歩いていたら発見 !!

たくさんのカラフルな色があって色々迷った挙句に無事購入 



個々の出展作品を見て、世界観を感じ『 自分もやらなくては !! 』とヤル気をもらいました。


今回、いろいろと縁がありデザインフェスタ行くことができて本当に楽しかったし、良かったです










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【 いただきモノ 】 (2)

2012-11-06 21:25:36 | 日常
誕生日プレゼントを贈ってくれるハイスペックな彼女の他に

もう一人、贈ってくれる女性( 友人 )がいる。

彼女が贈ってくれる品は必ずどれも1点モノ



陶芸をしている彼女は、私がコーヒーや紅茶を飲むからと( マグカップ )を贈ってくれた。


( 手びねり )ならではの独特のなんとものある作品。

私の為だけに生み出されたカップと思うと、とても嬉しくなった。



ある年
プレゼントとして贈られた彼女の作品を見て、目が点になった…。

この、真ん中に鎮座する正体は何者 !?




思考を凝らし陶器の器の中に廃材である砕いた硝子を敷き詰め焼き上げたのだと彼女は言う。

いや! 知りたいのはそこじゃない!! 真ん中の物体は何者だっ!?


a : なぁ…この真ん中の…誰?

彼女 : 猫やん。猫好きやろ

a : ははぁ~ん、猫ね。( 角のようなものは耳で、もしかしたら…と思っていたがやはりそうか )

彼女 : しかも、ジブリやで

a : へっ !?

彼女 : ジブリで猫ときたら『 ジジ 』やろ

a : あの、宮崎駿の『 魔女の宅急便 』か…? お前はこれをジジと言い張るのか…?

彼女 : そうや !! ( 自信満々)

a : 君のセンスに脱帽するよ



彼女がある意味ハイセンスだということを忘れていた。

そしてもう一人、私と同じまさかのジブリシリーズを貰った人間がいる。

その人には
『 トトロ 』と銘打ちながらも贈られた品は

皿に黒いタコ焼きが置かれている姿・海坊主が海から頭だけ出している姿・マシュマロをチョコレートフォンデュにどっぷりつけたような物体が乗っかっていた。

シュールすぎるぜ、ジブリシリーズ。


それでも
ハイスペックな彼女ハイセンスな彼女、どちらも私を想ってくれるのは嬉しいかぎりですな。








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