●次元俳句428・底(空間)9・籾山梓月1・2019-04-21(日)
○「壺焼や壺の底なる浪の音」(『冬扇』1954)(籾山梓月1)
○季語(壺焼・三春)(→「週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:栄螺の壺焼。貝殻のまま網焼きにする。炭火が栄螺の底を焦し、ほどなく蓋を揺らして「浪の音」が聴こえはじめる。
●籾山梓月(もみやましげつ)(1878~1958)
○好きな一句「春雨や白粉にさす傘の色」(『冬扇』1954)2
○季語(春雨・三春)(引用同上)
【Profile】:東京府日本橋区呉服町生まれ。俳書堂・籾山書店の経営者であり、俳句総合雑誌の草分け『俳諧雑誌』の創刊、主宰者。寶晋齋、其角堂機一に俳諧を学び、以後→高浜虚子、→正岡子規と師を変えて、広く俳諧の世界に通じた。
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