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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五感俳句606「北海に京を和えたるいもぼう哉」(松本清張)

2023-02-06 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句606・味覚41味7・松本清張01・2023-02-06(月)
○「北海に京を和えたるいもぼう哉」(松本清張01)
○季語(棒鱈・三春)(「新日本風土記」「松本清張 昭和の旅」より-NHKBSプレミアム2021年5月21日放送)※「いもぼう」:海老芋とよばれる大きな海老の形をしたお芋と、北海道産の棒鱈を炊き合わせた京料理。清張が京都いもぼう平野家本家へ書いた色紙。)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「いもぼう」という料理の素材のひとつである「棒鱈」を季語と判断した。北海産棒鱈と京の味との和え物である。


松本清張(まつもとせいちょう)(1909-1992)
○好きな一句「ありがたや古拙の笑いのいつまでも」02
○季語(無季)(引用同上)※「古拙(こせつ)の笑み」:飛鳥時代の仏像の特徴を表す美術用語。口に微笑を浮かべた表情。「アルカイックスマイル(archaic smile)」

【Profile】:小倉市生れ。41歳で懸賞小説に入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953年『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に「社会派」の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。


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