○五感俳句606・味覚41味7・松本清張01・2023-02-06(月)
○「北海に京を和えたるいもぼう哉」(松本清張01)
○季語(棒鱈・三春)(「新日本風土記」「松本清張 昭和の旅」より-NHKBSプレミアム2021年5月21日放送)※「いもぼう」:海老芋とよばれる大きな海老の形をしたお芋と、北海道産の棒鱈を炊き合わせた京料理。清張が京都いもぼう平野家本家へ書いた色紙。)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「いもぼう」という料理の素材のひとつである「棒鱈」を季語と判断した。北海産棒鱈と京の味との和え物である。
○松本清張(まつもとせいちょう)(1909-1992)
○好きな一句「ありがたや古拙の笑いのいつまでも」02
○季語(無季)(引用同上)※「古拙(こせつ)の笑み」:飛鳥時代の仏像の特徴を表す美術用語。口に微笑を浮かべた表情。「アルカイックスマイル(archaic smile)」
【Profile】:小倉市生れ。41歳で懸賞小説に入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953年『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に「社会派」の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
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