○五感俳句560・聴覚136・金子明彦01・2021-12-06(月)
○「しづり雪皿の触れあふ音のする」(金子明彦01)
○季語(しづり雪・三冬)(「→俳句空間―豈weekly」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~) →★俳句結社索引】
【鑑賞】:「しづり雪」の「しず(づ)る」は「垂る」で、木の枝などに積もった雪が垂れ落ちること。雪が水分を多く含むと滑り落ちずに雪の重みで幹や枝が折れてしまう(雪折ゆきおれ・晩冬)。窓の外のしづり雪の音と、台所の炊事の皿の音。
○金子明彦(かねこあきひこ)(1927~1999)
○好きな一句「君はきのふ中原中也梢さみし」(『百句燦燦』1974)02
○季語(無季)(「→増殖する俳句歳時記」より引用)
【Profile】:兵庫県姫路市出身。1942年句作開始。「琥珀」「火星」に投句。1946年→下村槐太に師事。「金剛」創刊に参加。「太陽系」に参加。1952年「金剛」廃刊。1963年→堀葦男、→林田紀音夫とともに「十七音詩」創刊。1963年下村槐太の「天涯」の創刊により句作を再開し、1974年「十七音詩」を復刊。
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