●色彩俳句393・藍4・深沢暁子1・2018-8-22(水)
○「藍色に山影暮れて鹿の鳴く」(深沢暁子1)
○季語(鹿・三秋)(「俳句四季201610」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:藍の色に暮れてゆく山峡の夕暮。鹿の鳴き声などが加われば寂寥感は倍増です。→日本の伝統色「藍色 あいいろ」#165e83
●深沢暁子(フカザワアキコ)
○好きな一句「秋冷の狼煙のごとく大篝」2
○季語(秋冷・仲秋)(引用同上)
【Profile】:1937年東京都出身、横浜市在住。「四季」「狩」を経て1996年「耀」入会。副編集長。「耀」長堤賞、同人賞、評論賞受賞。2006年「耀」終刊。2008年「深吉野」創刊主宰。横浜俳話会準賞、第7回石川啄木賞受賞。俳人協会会員。
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■Pickup「鹿の俳句5句」
2013/10/09「東大寺銀の皿にも鹿彫られ」(大島民郎)〈色彩143・銀2〉
2013/12/01「冬の鹿きれいに跳んで薄暮かな」(光部美千代)(『流砂(2013)』)〈好きな一句〉
2014/08/19「鹿の眼のわれより遠きものを見る」(高木石子)〈五体188・眼7〉
2015/09/28「筆入れに消しゴム匂ふ鹿の声」(佐々木六戈)〈五感249・嗅覚49〉
2018/08/22「藍色に山影暮れて鹿の鳴く」(深沢暁子)↑
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