○色彩俳句670・雀色1・石野兌01・2024-10-16(水)
○「雀らに雀色時炉火ほしや」(石野兌01)
○季語(炉火ほし・晩秋)(「→俳句季語一覧ナビ>色を使用した俳句」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:色彩の「雀色」は初出。「雀色」とは雀の羽のような茶褐色。「雀茶」(→#aa4f37)とも。さらに「雀色時」とは空が雀色に染まる夕暮れのこと。晩秋の冷たい空気の中で炉火が恋しい。
○石野兌(いしのなおし)(1906-1956)
○好きな一句「緑さすと聞けばかなしき五月来ぬ」02
○季語(五月・初夏)(「→季語集め・緑さす/みどりさす(夏の季語)」より引用)
【Profile】:新潟県十日町市木和田原出身。短期現役兵として高田師団に入営中発病。結核と診断される。一家を上げて上京し、療養のかたわら→細川加賀などに師事して俳句の手ほどきを受ける。
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