■方法俳句592「サーファーが帰る西日をしたたらせ」(谷口ふみ子)

○方法俳句592・光の物質化17・谷口ふみ子01・2022-07-18(月)
○「サーファーが帰る西日をしたたらせ」(谷口ふみ子01)
○季語(西日・晩夏)(「俳句界201706」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧（あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ～）】【→俳句結社索引】

【鑑賞】：「語句すり替え」の要素を併せ持つ句。「海水の雫」を「西日」にすり替え、さらに西日という光彩を物質化している。今日は「海の日」。

○谷口ふみ子(たにぐちふみこ)
○好きな一句「口つけて泉穢してしまひけり」02
○季語(泉・三夏)(引用同上)

【Profile】：1935年岐阜県出身、神奈川県横浜市在住。「山暦」(→青柳志解樹〔1929-2021〕主宰)同人。