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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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■次元俳句592「雷公の死して久しき旱かな」(森田雷死久)

2022-07-17 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句592・久しい(時間)2・森田雷死久01・2022-07-17(日)
○「雷公の死して久しき旱かな」(森田雷死久01)
○季語(旱・晩夏)(「→吟行ナビえひめ」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえせそてとにぬねのふへほみむめゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:ここのところの日本列島は雨の降りすぎが心配である。掲句はその逆。「雷公らいこう」とは雷の擬人化表現。この句こそが「雷死久」という俳号の由来といわれる。雷公よ。早く蘇って旱の大地を潤してくれ。

森田雷死久(もりたらいしきゅう)(1872~1914)
○好きな一句「木の芽日和慶事あるらし村人の」02
○季語(木の芽・三春)(「俳句αあるふぁ2019年夏号」より引用)(松山市平田町常福寺に句碑・「→俳句の里 松山」)

【Profile】:愛媛県伊予郡出身。真言宗僧侶。常福寺住職。俳句のはじめは1895年。南海新聞俳壇選者となり地方俳壇活性化に努める。晩年は→河東碧梧桐に共鳴、新傾向に走る。ホトトギスにも投句。


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