○次元俳句610・隣(空間)4・尾野恵美01・2023-03-05(日)
○「隣室に遍路寝まりて雨となる」(尾野恵美01)
○季語(遍路・三春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5・忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:隣室俳句ですぐに浮かぶ句が「秋深き隣は何をする人ぞ」012(秋深し・晩秋)(『笈日記』1695)(→松尾芭蕉)。掲句の遍路の句もほぼ同様の場面設定の句である。ほぼ300年ほどの時間を越えて共通性を持つということは小さな奇跡の一つであろう。
○尾野恵美(おのえみ)
○好きな一句「信濃路や余花に明るき水の音」02
○季語(余花・初夏)(「『俳句年鑑』2017年版(角川書店)」より引用)
【Profile】:1936年広島県出身埼玉県所沢市在住。「橘」(→佐怒賀直美主宰)同人。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます