【フランジパニ日記】@目黒世田谷圏内・自由が丘。手相鑑定、セラピー、カウンセリング、コーチングで変化を促すサロンのブログ

手相占い、ストレスの解放、ヒプノセラピー(催眠療法)、コーチング、癒し、気づき、潜在意識などについて綴っています。

自分で気づくことの意味

2011-05-09 07:00:00 | 気づき
熱血教師の

教えてやっているんだという態度や

「いいからだまって素直に従え!」というセリフ


親の

一見愛情深い

「あなたのためだから」というセリフや

一見正しそうな

「親の言うことは聞くものだ」というセリフ…


これらの裏には


相手(生徒や子ども)に

自分の言うことを聞かせたい

コントロールしたい

という思い、エゴが潜んでいます。



特に感情が高ぶっている場合には

自分の感情に酔っていたり

自分の感情が制御不能になったりして

そのような傾向が強く出ていると思います。



人の教育には時間がかかります。


根気を必要とします。



相手に真正面からぶつからないで

短時間で表面的にやり過ごそうとすると

上のようなセリフやヒステリーな態度につながります。



相手への“気づきをうながす”

という観点から、色々と考えてみると…


相手に対して

いくら熱っぽく、いくら口酸っぱく

説教をしたとしても


言われた本人が

そのことを理解、納得しない限り

それは無駄なことです。


まったく意味を成しません。



強圧的な態度で無理矢理に教え諭したり

教えてやっているんだ的な態度をとっても

相手の気づきにはつながりません。



たとえ相手が黙って聞いている場合であっても

納得しているとは限りません。



相手は

おかしいと思っても、上手く言い返せない

おかしいと思って言い返したら、その何倍と返ってくる

おかしいと思っても、言い返すのが面倒

素直に聞いているふりをしないと、自分の立場が悪くなる

などと感じていることもあります。



納得しない限り、行動も変化せず

結局、相手には

言われた嫌なことだけが記憶に残り

自分に言った人へのわだかまりだけが残ります。



相手に気づきを与えなければならない立場の人は

相手の人に対して

その人の受け取ることができる表現方法を使用して

責任追及にならない、改善に向かう質問を

根気良くし続ける必要があります。



しかし、相手との信頼関係が無ければ

そんな努力も効果が無かったりします…



信頼関係が無ければ

まったく悪意のない質問でさえ

逆の意味にとられ

逆恨みされる場合すらあります。



究極のところ


気づきとは

とてもデリケートな感覚で…


本人が自分で感じない限り

得ることができないものだと思います。



効果的だと思われる質問を投げかけても

なかなか気づきに至らず

自分の態度を振り返ることが難しく

なにごとも人のせいにばかりしている人も

中にはいます。



そのような人には

人生の中で

同じようなトラブルが

何度となく繰り返して起こります。



状況を本人自らが招いていることに気づかず

いつまでたっても

同じ心の持ち方、ふるまいで臨んでいるので

たとえ周囲の環境を変えたとしても

同じような状況や敵が何度でも現れるのです。



そしてその都度

心が痛んだり、嫌な思いをしたりして

ネガティブな気持ちが

さらに膨らんでいったりします。



そして

他人やものごとを恨んだり

自分の人生を呪ったりします。



一方

そのような問題が生じたときに

“自分のものの見方、心の持ち方、態度を変えるべきだ”

ということに気づき

具体的に改善を施すことで

上手くやり過ごすことができるようになることもあります。



そうなったら

今まで抱えていたその種の問題は

人生上で克服されたことになります。


言い換えると“成長した”と言えます。



このような気づきは

きっかけを与えてくれる人がいたとしても


究極的には

誰から与えられて分かるものではなく

自分で感じて、やってみて、納得して、分かるものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする