自分がムチャチャ

毎週木曜日はムチャチャ（お手伝いさん）が来てくれる日。その間有閑マダムはテレビでもみながら優雅にくつろいでいるとお考えでしょうか？答えはその反対でございます大家さん（在メキシコ３０年位の関西のおばちゃん）が経営するお惣菜＆カフェに連れて行ってもらって、自分がお手伝いさんになるのだ
主婦業見習いのため、大家さんが包丁の使い方から、和食の作り方まで丁寧に伝授してくれる。昨日はシュウマイの皮包みを５０個以上は作ったはず。お惣菜の配達がメインなので、お店で食べて行くお客さんはそんなにいないのだが、昨日はメキシコ人のカップルがきたため、ウェートレスもやらせてもらったそしてムチャチャの仕事が終わる頃、お惣菜と共に送還される。昨日は豚の角煮をサービスしてもらったこれが超ウマイ！マダム家の食卓に欠かせないもの、それが大家さんのお惣菜だ

ジムデビュー

駐在員をどうこういうよりも、今ある自分の生活に不満があるなら、自分で改善しなくてはいけないことに気付いた生活改善策その１．メキシコ人が多い所に積極的に参加するということで、メキシコで生まれた日系人の奥様が毎日通っているジムに連れて行ってもらうことに。ジムに着くと、至る所にイケメンが～こりゃ目の保養のためだけに来てもよいかも？なんて不純な動機でまわりをキョロキョロすると、設備は最新（指紋認証？）だし、すれ違う人はみんなフレンドリーだし超満足
ささっと着替えて、奥様が毎週参加しているというサルサのレッスンに同行。先生は一見すると筋トレが似合いそうな男性だが、音楽が流れ始めてダンサーに変身うわっ、こりゃヤバイ。先生のステップを真似ようにもどこから真似てよいのやら。ロナウジーニョのドリブルみたいに、天性のリズム感だわよ、こりゃ。こんなの他のみんなもできてないのでは？とまわりをチェックするため鏡を見てギョッセクシーなダンサー達の中に一人だけ盆踊りの人がいるではないかあちゃああああ踊れるようになりたいなと思いながら、結局、途中退場。盆踊りダンサーはランニングマシーンに直行することにした。
久々に３０分走ったら気分爽快サルサの屈辱なんてなんのその。このジムの雰囲気がすっかり気に入ってしまった。やっと日本人よりメキシコ人が多い中に入ることができたし、拙いスペイン語で自己紹介しても、みんな笑顔で聞いてくれた今日だけでもいろんなメキシコ人と話すことができて、とっても楽しかった。ここから何か始まるような気がする

駐在員と留学生

同じ海外暮らしでも、駐在員と留学生では、スゴイ差がある。自主的と強制的ではここまで違うのだろうかと日々疑問。
オーストラリアでの貧乏留学生生活はホント楽しかった。学期に８本（約2000字）のエッセイやプレゼンは大変だったけど、今思い出せば楽しいことばかり。大学の寮ではいろんな国の人たちと話すことができたし、クラスメートと海辺でBBQをやったり、無料の野外コンサートに行ったり、香港人と中華街で手頃な飲茶を楽しんだり。用事がない時は、一人で近くのビーチやカフェで本を読んだり、ラジオやテレビで英語の勉強などもした。気候がよかったせいか花粉症もなかったし、一度も病院に行くこともなかった。日本ではできないことがたくさんできて、超満足だっただから、海外で暮らすのって最高だと思っていた
それに引き換え、ここでの生活は超退屈駐在している人たちも自分で来たくて来ているわけではないので、積極的に現地に溶け込もうとしない。することと言えば、ゴルフと日本食レストランやお互いの家に日本人同士で集まること。うちの旦那なんて、家に帰ればNHKをつけっぱなしで、味噌汁と梅干しの生活。こんなんで、海外で暮らしている意味があるのか？日本でできない貴重な体験はしなくてよいのか？
ま、治安が悪いのと、馴れない土地で働くのは大変だろうということはわかるけど、もう少し現地の文化に触れればいいのにと心底思う。世界遺産だって多いのに、ほとんど旅行もしてないようだし。今まで駐在員と言えば、グローバルな人が多いと思っていたけど、実際のところ、日本にいる日本人より日本的かもしれない。つくづく閉ざされたコミュニティだなと、ちょっとガッカリ

自転車デビュー

朝起きると雲一つない良いお天気。こりゃ、絶好のサイクリング日和だわやっと自分の自転車（日本から持ってきた新車）に乗れるものだから、前日からワクワクしていたのだ一時帰国中に横浜で予行練習しているので、準備はバッチリのはず。さあ、出発よ
メキシコシティでは、毎週日曜日は自転車の日と決まっている。いつもは車でいっぱいの目抜き通り（レフォルマ通り）と、その周辺の石畳の歴史地区は、自転車専用になる。ちなみに、今日は一周約１４キロのコース。月末はその倍の距離になるらしい。
みんなで自転車に乗るのは、何とも気持ちがいい。それに現地人と一緒に何かできるというのが、またよいではないか？まだそんなに余裕はないが、ちょっと見渡すと、子供連れやら、おじいさんやら、犬をかごに入れている女性やら、さまざま。
今回初挑戦だが、実際走ってみると、デコボコの石畳も案外平気で２周制覇。ただ、途中でトイレに行きたくなってしまった時は、何ともその振動が辛かったが次回はもっと余裕を持って走りたいな

　

先輩マダム達

知り合いの先輩マダムのお誘いで、今日はちょっと優雅にブランチその方のお友達マダム２人と合流し、タクシーに乗り込んだ。タクシーを降りた場所は、サンアンヘル地区という、何ともヨーロッパチックなところ。こんな所があったなんて～！超お洒落ざます～！初心者マダムは、辺りをキョロキョロして、戸惑うばかりだが、そこは先輩マダム達！歩きづらい石畳も慣れた様子で優雅に歩く。さっすが～！アタシもいつかこんな風になるんかいな？
ブランチをするため入ったビストロは、中庭があり、かなりゴージャスメニューが出てきたが、料理名がさっぱりわからず、先輩マダムに便乗。Cazuelaという、チーズたっぷりでチキンやタコスみたいのが入ってて、赤と緑のソースがかかってる料理を注文。メキシコに来て初めてまともに食べるメキシコ料理！ちょっとチーズがくどいので３分の１位は残したが、店の雰囲気は格別。そこで２時間位しゃべって、その間コーヒーは何度もつがれた。普通のコーヒーはおかわりし放題なんだそう。
その後お店を出て、先輩マダム御用達のイタリア系パン屋に直行。アタシも真似して、クロワッサンとベーグルとチーズがかかってるパンを購入。お店の近くには、噴水があり、ちょっと大げさだが、トレビの泉のよう
帰り道、つくづく今日は優雅だったな、と。でも、何か落ち着かない。まだ貧乏留学生気分が抜けないアタシは、どっちかと言えば、現地のメキシコ人達と仲良くなりたい。そう言えば、今朝歩いてて、ちっちゃな鳥がいきなり飛んだのにビックリしたアタシを見て、路上でタコス屋をやっているおばちゃんは大笑い帰りにまたそこを通ったら、笑顔で何か言ってる。鳥にビックリする変な外人として記憶されたらしい。こういう出会いが面白い