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野菜教室「とことんトマト」

2013-06-25 10:19:03 | 食と健康

6月22日(土)野菜教室「とことんトマト」~お馴染みトマトの徹底研究~を開催しました。

最初に、トマトの名称~~仲間~~歴史へとパワーポイントを使って説明します。

ナス科の仲間の復習。

かなり花を見て言いあてられるように なってこられました

・・・正確には、遠方(福知山から初参加)からの方が菜園をされているので良くご存知

他にも、園芸や菜園をされていらっしゃる方がちらほら。

そして常連の方が、お分りになるようになり、ちょっと嬉しいです

      

海外でトマトのことを「ポム・ダムール=愛のリンゴ(仏)」「ポモドール=黄金のリンゴ(伊)」「ラブ・アップル(英)」と言います。

しかし学名は「リコペルシコン・エスクレンタム」でオオカミの桃と言う意味なんです。

ちょっと酷くないですか

そのことを紐解くために「トマトの大航海」と銘打って、世界地図を見ながら頑張って語りましたよ

1.原産地はアンデス山脈標高2,000~3,000mで、その昔インディアンが栽培していました。原種はミニトマトみたいに小さいですよ。

2.インディアンが移住に伴い、トマト産地もメキシコに広がりました。

3.新大陸発見後、スペイン人が南米に入り、インカ帝国で食べていたトマトとジャガイモをヨーロッパに持ち帰りましたが、トマトはいっこうに受け入れられません。他のナス科の毒草に色が似ていたのでう、毒として嫌われました。

4.1550年ころに生ると、観賞用としてヨーロッパに広がりました。

5.イタリアで大飢餓で死者が発生し、食べる物が無くなって、恐る恐るトマトに手を付け、美味しいと分かり、やがて食用として特にイギリスでは煮込みケチャップが生まれ、18世紀に加工用トマトの品種改良がヨーロッパで盛んになります。煮込み料理が多いヨーロッパは今に至っていますね。

6.19世紀以降北アメリカ開拓使によってトマト栽培が発達し、品種改良もされ、トマトケチャップがヒットしました。

7.トマトがどんどん品種改良で大きくなる中、ミニトマト「Seet100」をアメリカが輸出。もともとイギリスの園芸栽培輸出用に作られたが、日本で大ヒット。やがて世界に広がったわけです。日本のお弁当文化にマッチしたのですね

8.日本では江戸時代、明治初期、昭和初期と3回トマトが入って来る訳ですが、2回は普及せず、昭和になって洋食のサラダ用に生で食べるトマトが受け入れられるようになり、今では多くの種類が出回っています。

~~~と、ざっとこんな感じで、トマトの生い立ちを見て行ったわけです。

他にも、種類、栄養価、トマト観察として、生長の仕方やみの付け方、裂果トマトや変形トマトの原因、それによるトマトの選び方などに至りました。

私が以前トマトの生態を知って感動したのが、規則正しい生長です

葉・葉・葉・花(実)葉・葉・葉・花(実)としかも90度ずつ生長していく

これって、凄くないですか 感動しません

だから、必ず最初の花を収穫しやすい道側にしたら、間違いなく収穫できるのです

あとは、今回のために収穫した「浅井さんちのトマト」の様子と現在のオランダにおける「スマートアグ」のご紹介。

テーマが「とことんトマト」なので、ギッシリ内容を詰めましたが、皆さん楽しく聞いて下さった・・・と勝手に思っています。

自己満足の世界??

そして、食べ比べです。

 

(左)「桃太郎ファイト」で植え付け栽培方法を変えたものを2種。

(右)レッドオーレ(中玉)

(左下)カラフルミニトマト(ショコラ、グリーングレープ含)

(中央)ピッコラカナリヤ(オレンジ)

(右下)シシリアンルージュ(料理用赤トマト)

皆さんには、大玉か中玉を1個ずつ持っていただき、トマトの部屋に沿ってカットしていただきました。

いかにトマトの種やゼリーを出さずに壁面中央でカットできるか~~~

これを知っていると、料理の時助かるんですよね

ちなみに、底の放射線の真ん中か、ヘタの周りのくぼみに沿って切ってみてください。

気持ちいいくらいに綺麗にカットできますよ

こちらは、試食試飲の品です。

1.トマトフレッシュジュース・・・塩も何も入れずにこの美味しさ

2.ミニトマトのゼリー和え

3.トマト同種和え4.トマトのブルスケッタ

5.トマトのビスケット(←写真下)

それに食べ比べが入って・・・

こんな感じになりました。

赤ずくめです。

徹底研究だけに、食材をトマト意外加えたくなかったのです。

でも、緑はサラダセロリーなんですよ

 

皆さんの一番人気は、やはり「冬トマト」と「ピッコラカナリヤ」でした。

やはり、味の濃いトマトと糖度の高いトマトが人気ですね。

 

ちょっとトマトに詳しくなっていただけたかしら

この季節、どんどんトマトを食べて、医者を青ざめさせましょう

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

大航海をしたトマトたち、こんなに愛されて良かったね

 

 

 



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