最後に収穫したMy ぶどう『紫玉』の一房内で、糖度を測りました。
こちらが糖度計です。
先端の蓋を開けて、果物の汁を乗せます。
そして覗きこむと・・・ こんなふうに見えるのです。
白と青のクッキリ分かれているラインが、糖度数字となります。
iPhoneを近づけると、上手く撮れます
そして結果は・・・
果物の場合、Brix(糖度)は%でも度でも表示は良いそうです。
一房内でも、多少の変化がありました。
先日測定した時は20度でしたが、今回はそれを上回りました
( 写真加工をするのに時間がかかりました良い感じ )
房の上の方が甘いと言いますが、そうとも言えません
どう解釈するか・・・ですが、
太陽の具合なのか、粒の付き具合によるのか・・・。
さらに一粒をカットして、付け根、外側、中心部分の糖度を測りました。
全体糖度21度(緑矢印)の場合の結果は、
右上の23度と一番高いのは、房の外側に面した周りの糖度です。
左下の22度は、房の内側に面した周りの糖度です。
中央下の21.5度は、粒の中心部分の糖度です。
右下の20.5度は、粒の上の付け根の辺りです。
そして写真左の房上の全体糖度23度の場合は
外側は23度、中心部が22度でした。
さらに、房の下の全体糖度22度を測ると
何と中心部が糖度24度
その周りが、23度
さらにもう一つ、房の下の全体糖度23度を測ると
中心部が何と25度
周囲は23.5度との結果になりました。
今回の結果から判ることは・・・
木の上で完熟していると
①房の上、下とあまり関係なく、太陽の当たり具合で多少違ってくるようです。
②房の上の粒は、粒の周りの方が中心部分より糖度が高いです。
③房の下の粒は、中心部が周りより糖度が高いことが判りました。
房の先端(房の下)となる粒は、中心部分に甘さが凝縮されるのでしょうか
房の上の粒は、太陽の当たり具合によって甘さが違います。
表面は甘くなりますが、中心部分は甘さが劣るようです。
今回、じっくりと糖度を測ることで、ちょっと推理ができました。
でもこれはあくまでも私の勝手な推測です。
手をベタベタにしながら、甘い香りに包まれた一時でした
こんなに甘いぶどう、たくさん堪能させていただきました
ありがとうね
とくに私が惹かれたのは――
房の上部粒よりも下部粒のほうが中心部糖度が高い点!
ピオーネ生産農家によると
「ある房で最下粒の着色・甘さ等がOKならその房は 出来ているから収穫可。 ∵ 房の上部から成熟が 始まり、最後が下部粒だから・・・」
これは、あくまでも成熟途上期に限ることと思われます。
房全体が平均的成熟に達した時期には、黒ヒョウさん実験のように下部粒が高糖度のこともある(上下の日照条件差、夜間の空気対流条件差次第で)ということなんでしょうね。
☆
ブドウ粒内部の糖度分布については――
今まで見たことがないので(キウイなどは見たことがありますが)、興味シンシン!!
日照面、日陰面の比較(紙袋がかかっていても、日照面では放射熱で粒の温度は高いと思われる)とか、
粒サイズ大小の比較とか、
そういうのも実験パラメータになるかもしれませんね。
とにかく
今回の測定の着想には感服でーす~~(^^)/
この日以降パソコンが動かなくて、修理に出した状態なのです。
本当は結果を表にして、見やすくしたかったのですが、時間の制約があり、これまでとなりました。
文章ばかりで読み辛く、果たしてご理解いただけるか?と思っていただけに、きっちり読んでいただき、感想も伺えて嬉しいです。
私も下の方が甘いと解釈していました。
そして初の自分のぶどうはどうなのか?糖度計で測り出したのです。
確かに粒の大小や収穫時期、色々な条件によるのでしょうね。
今回、一房だけでしたが、本当は木に成っている場所での変化も調べたかったのです。
着想に感服とお褒めいただき、感謝です!
きっと素人の好奇心からだと思います。
ありがとうございました、
逆に表記しました。
失礼しました。