15日、野菜ソムリエ協会の特別講座:ベジフルラボ「イチゴの食べ比べ」に参加しました この時期のイチゴは頂花と言って、一番なりやそれに近いものが出荷されていて とても貴重で高級品にあたり、贅沢な、お得感いっぱいの授業となりました。 部屋中、イチゴのとっても甘い香に包まれています ラボとは、イチゴの見た目、試食、糖度計を使っての測定による比較です。 対象は3品種。 新品種の「おおきみ」と「さちのか」「あまおう」
「おおきみ」は2008年品種登録、九州沖縄農業研究所センター育成 各自、お皿にとって見た目の色、艶、形をチェック
それを表に記入します。 やっぱり「あまおう」でしょう
次にカットして、試食です 香や味、食感、硬さなどを調べます。 触覚や味覚の比較です。 色や大きさが甘さに関係はあると思われますか?
差が微妙で、皆とっても真剣 予測が見事に外れました
硬さや香も違い、甘さは同じ1粒でもガクの付け根と先端部分で違います。
次に糖度計での測定です。 自分の味覚と測定結果が一致しているかどうか 1粒をまず半分に切って、片方だけさらに半分にカットして、全部で3つです。 先端部、下部、半分(平均)の果汁を搾りそれぞれの測定結果を出します。
野菜ソムリエ協会ではお馴染みの『糖度計』です 糖度をどうやって計るのか、今までは全く知りませんでした
左の部分の蓋を開けた状態。 果汁を青い部分に数滴のせ、蓋をして、レンズ越しに測定します。
中がどうなっているか、想像つきますか?
デジカメを近づけたら綺麗に撮れました。
丸い穴から覗くと、このように見えます。 この白と青の区切れた所が糖度です。 「おおきみ」の先端部(ガクでない方)の糖度は12°です。 数字が増せば増すほど、甘さも増すのです。最近スーパーでも糖度表示がされていますね。
こちらは3グループの発表結果です。 ちなみに、私達のグループは2班です。 いずれのグループも糖度計による甘さの順は 「おおきみ」>「さちのか」>「あまおう」でした。 これは、糖度計で計る前に試食した時にも、ほぼ同じ様に感じられました。 「あまおう」の語源「赤い・丸い・大きい・旨い」や、見るからに大きくて赤いので 「あまおう」が一番と思っていた私は、ちょっとビックリ
このデーターが全てではありません。 たまたま今回の結果でした。 味覚や好みは人それぞれ違いますし~~ね
こちらは「あすかルビー」(奈良県)の鉢植えです。 今日の講師、西野慎一先生がご持参下さったものです。
大きい赤いイチゴ、この1粒だけが一番大きな茎にぶら下がっていてます。 最初のイチゴで「頂果」と言って、一株に一個しかできない貴重もの。 そその後ろにあるのが、次に延びていく「花房」でいくつも実を付け、順に色付いていきます。
この赤(大)、ピンク(中)、黄緑(小)も同時にもぎ取り、同時に糖度計で計りました。 それぞれの先端部の糖度は 10.8、 8.2、 6.8 でした。 このことから、生育状態・色の差ほどの、極端な糖度差がない事が分かりました。
今日は貴重な体験が出来ました。 テキストで理解するのと、実際に目で見て触れるのでは全く理解力が違います。
楽しい1時間半でした。
このイチゴ、鉢ごと頂いちゃいました 頑張って育ててみますね
大きさ、甘味、香り共に良い品種と思っております。難点は色が薄いことです。コレは栽培環境で何とか克服できるのではないかと思っています。
当園では「吉備のおおきみ」としてブランド登録いたしました。
コメントありがとうございます。
岡山ですね?
機会ありましたら「吉備のおおきみ」を
是非、味わってみます。
イチゴは味と言い、香と言い
口角が上がり、人をとても幸せにしてくれます。
良いお仕事ですね。
もっともっと広めて下さい。
応援しています。