7月18日(水)滋賀県にあるタキイ種苗の1日だけのイベント「夏の農業研修会」に、野菜ソムリエ仲間10名ほどで参加しました。
集合11時過ぎ、今年最高の猛暑でした

全国から1,200名ほどが来られていたようです。

場内を4つのゾーンに分けていて、バスで移動してほ場を見て回ります。
バスの乗る為の長蛇の列

最初に試食コーナーのあるAゾーンに
社員さんが3種の野菜をトレーに乗せて下さいました。

桃太郎トマトの新種「桃太郎セレクト」、この時期にふさわしく酸味もあり、みずみずしく糖度もあり美味しかったです。
コーンは焼いた「おひさま88」です。とっても甘くてジューシー、色も深みのあるイエローです。
播種から88日で熟期なんですね

今一番押している「こどもピーマン」は、肉詰め焼きにしての試食でした。お弁当にいいですよね
我が家でも「こどもピーマン」はよく食べていますよ

続いて、
Bゾーンへ移動します。
広大な土地(70ha)に、大きなハウスを見ながら、どんどん奥へ…

Bゾーンはスイカ、カボチャ、メロン、オクラ、キュウリ、インゲン、エダマメ、スイートコーンのほ場です。
スイカだけでも7品種、カボチャが5品種と見て歩くだけでも大変です

まぁ、メロンがゴロゴロと出来ています。 路地では吊さないのですね

すべて圃場の作物は研究の為であって、収穫して出荷する事はないのです。
それで、ここでの試食も一切ありません
残念
各コーナーでは、担当の方々が丁寧に説明をして下さいます。
スイートコーンでは、収穫適期の見分け方を教わりました。

どちらも穂先が茶色ですが、茶色で判断するのは危ないとのことです
・・・そう習ったのに
開花から3週間が収穫適期。
あるいは皮の上から先端を触って見て、しっかりドーム型になっていたら適期サインとのことです。

確かに~。尖っているのはまだなんですね
美味しそう~~
甘い香りも・・・・
見るだけです
この光景が好きです

ツル性「モロッコ」インゲンの見事なアーチです

炎天下での見学、ここだけちょっと涼しかったですよ

こんなにいっぱい、同じ所からつり下がっています。
エダマメは、直接ネットをしています。
どの品種にも説明板があります。

Cゾーンは、トマト、ナス、ピーマンの圃場です。
あまりにいっぱいあり過ぎて、写真UPは珍しいのだけにしました。
見事なまでのトマトのグラデーションです
ほれぼれ・・・

Dゾーンの花卉展示圃場は
車中からの見学にして、本館へ戻りました。
迎えてくれたヒマワリたち。
花粉がなく、切り花用にちょうどいい丈のヒマワリ「サンリッチ」です。

明るくて大人も子供も元気が出そうな「太陽がいっぱい」という意味で付けられたそうです。
色違いをオレンジ、マンゴー、レモン、パインとフルーツの名前が付いています。

そして、冷房の効いた部屋で「カンブリア宮殿」の録画を観賞をしました。
圃場での野菜のことだけでなく、会社の事を知ることができました
種苗メーカーで国内第1位とは知っていましたが、創業176年、世界第4位
とのことです。
創業当初は京野菜の種を扱っていたそうです。
何と言ってもビックリしたのが、無料で園芸専門学校をしているとのことです。
創業者の意向を汲んで、今も無料で続けておられるとのこと。
そして卒業生は、それぞれの場所で活躍されているそうです。
なんと素晴らしいことでしょう

野菜が出来上がるまでの一粒の種にかける努力を少しでも知ることができ、有意義な一日でした
関係者の皆さん、ありがとうございました。
また何かの形で、皆様の思いを伝えて行きたいと思います。
食へ繋がる種苗を扱うこちらの会社が、ますます発展されますことをお祈り申し上げます。

追記 : 会場内でお茶とパンをいただき、「こどもピーマン」ロゴ入りタオルがお土産でした