日々徒然です

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俺の花

2013-11-22 01:55:04 | 小説
秋元龍家元の展覧会を見に行く。以前から家元とは親交があった
展覧会では気になる花がある。何かのプレッシャーで押しつぶされている花だ
その花を救ってやりたくなった
家元も気にしていたようで修行として次回の展覧会まで預かる事にした

初日、学校帰りに自分のアトリエに寄らせた
今にも押しつぶされそうで、何かを抱え込んでいる様子だった
俺は直ぐにでも解き放したかったが、この手は少し意地悪を試みた方が解き放たれやすい
その花は随分と鼻っ柱が強い。そこが俺のツボにもなったが
何が足りないのか相手に問うには自分の全てを曝け出す事を教える

制服のブレザーを脱ぐ。俺はつかさずワイシャツの第一ボタンから外していく
少し硬さの見える肌が欲望を募らせる
首筋から唇を這わせていくとそれによって体も反応していく
唇と唇を合わせて更に奥深く口づけする
小さな乳首が固くなり体もしなりつつある
可愛い声も聞こえてくる

まるで花びらが散ったみたいだ

更に耳の元に囁く恥ずかしがる必要はない
感じるままに素直に・・・。
花は極上の恋人だ触れる時は優しく包み込む様に
一番美しく見せるにはどうあるべきか、どう生けられたいか
甘い吐息を聞けば良い耳を澄まして感覚を集中させて
優しく徐々に焦らし心を開かせる
俺を必要とするまでに