日々徒然です

カフェにようこそ!

鮮明な記憶

2014-12-03 13:24:58 | 小説
何度も何度もアイツは俺の最奥を貫いてくる
おぞましい声しか出てこない

「・・・あぁ」「うっ」

アイツの体を押しやろうにも、睨みつけようとしても
それを嘲笑うように更に貫いてくる

俺の最奥にアイツの欲望が、はじき出され俺も果てた
「あはは、楽しませてもらった。これからは俺が呼んだら10分で来いよ」
アイツの言葉は薄れた記憶の中で鮮明に残された

眠りから覚めた時にはアイツの姿は無かった

あれから大変だった・・・
アイツの精液をトイレで吐き出し、体を拭きと授業には3時間目からとなった

下校の時刻になり俺は一目散で帰った
途中、ラインがあったが、それどころじゃ無かったので帰宅した
(俺の帰宅する姿は生徒会室の窓からアイツが見送っていたとは知らず)

今日は朝から全校朝礼なるものがあった

アイツは生徒会執行部の席に座っていた
(断じて、俺はアイツを探していたわけではない)
理事長、校長先生と挨拶が続き生徒会執行部になった
何故か黄色い声援が!
「今日も副会長様は素敵!」「イヤイヤ会長様だって負けてません!」
何故?あんな奴らが様扱いになるんだ?

「今まで不在の席が空いていた生徒会書記、会計を1年生の中から選出しようと思います」
声を聞いた途端に「きゃー」「わぁー」
是非、選んで欲しいと期待の声が方々から聞かれる

突然、俺の名前が上がった
余りのびっくりに息を飲んだが周りの奴らが良かったなと声をかけてくれている
俺はゆっくりと壇上に上がる