日々徒然です

カフェにようこそ!

映画の先は

2015-06-05 12:55:09 | 小説
10時に駅前で待ち合わせ

バーのお客様と個人的に逢うのは初めてだ。なんか照れるな
少し早かったかな?嫌、5分前だから丁度良い

向こうから三枝様が歩いてきた
お店の外で逢うなんて何だか緊張しちゃう
「お、おはようございます」
「あぁ、おはよう」
「緊張してる?大丈夫だよ。取って食ったりしないから。今日は楽しもうよ」
「ハイ!ありがとうございます。三枝様」
「あ~その三枝様ってやめてもられる?今日はプライベートなんだから名前で読んで、圭吾だから」
「じゃ、圭吾さん」
「圭吾さんか、まっ良いか」
「今日は君の事、直で良いよね?名字じゃ寂しいじゃん」
「ハイ!解りました圭吾さん」

僕達はまず、オープンキッチンのカフェで飲み物を飲みつつ今日の計画を立てる
今さらって感じだけど圭吾さんの連絡は知らないし
飲み物を飲みながら、学校の話しや圭吾さんの仕事等も話す
お互いの連絡先も交換し、今日の本題に入る

「俺はホラー系が嫌いで、面白いのはっと」
「直は怖いものが嫌いなの?意外だね」
直なんて呼ばれてドキッとしちゃう
「ハイ、夜寝れなくなります」
「ハハハ、楽しいね。そんな事は無いよ、僕が居るから」
なんだか照れる。満面の笑みで答えられると
時間が丁度の映画をチェックし映画館を確認し一緒に向かう
途中、はぐれそうになったりしたけどなんとか圭吾さんに着いて行く
決して歩幅がじゃない!
ゆっくりな俺のスピードに合わせてくれて、なんだか嬉しくなる
顔が赤くなってないかな?大丈夫だよね。