日々徒然です

カフェにようこそ!

側にいるだけで

2013-10-28 01:49:36 | 小説
オヤジは一代で会社を立ち上げ中小企業でもトップまで上り詰めた
俺は二代目として幼少の頃から英才教育なるものを叩き込まれていた
周りの友達からは一目置かれていたがあいつだけは違っていた
家も近所で良く遊んでいた
高校に上がった頃にはプレッシャーに潰れそうにった俺を良く助けてくれた
あいつは俺の初恋になった
卒業し告白しようと意気込んだがあえなく失速した
あいつに彼女が居たからだ

そんなほのかな記憶は封印し次期社長になるべく邁進している

オヤジの企業は中小企業から大企業へと進んでいた
俺は一社員から経験し社長に席を置いた
そんな時オヤジから秘書兼世話役として紹介されたあいつがやって来た
俺の記憶は蘇った

あいつの秘書ぶりは有能だ安心して任せられる
逆に俺は意識しすぎて困ってしまう

俺はオヤジに頼んで新しい部署に移動してもらうようにした
そんな行動があいつの気に障ったのか
いきなりのキス
更にネクタイを外されワイシャツのボタンを外していく
俺はあいつに触れて欲しかった
キスして欲しかった
涙が溢れてきた・・・
あいつは俺に優しい言葉をくれた
俺をずっと追いかけてようやく側に居ることが出来たと
思っていることが現実となって嬉しいと話してくれた
俺はあいつと一つになって優しい言葉をかけてくれて
幸せに浸ることが出来ている


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