日々徒然です

カフェにようこそ!

我がプリンス

2014-03-10 02:57:51 | 小説
俺の憧れはいつもあの人だった。小さい頃からそうだった
家が近所だったから時々遊びに行っていた。まっ、構われなかったけど
でも、時々遊んでくれた
俺が大きくなった頃、あの人は就職し忙しくなった
久々に親戚の結婚式で会う事になった

俺は小さい頃の自分にサヨナラして、あの人につり合うように頑張った
「好きだ」と告白するために

あの人は結婚式で盛大に飲んでいた
帰りはもちろん送った。そのまま「泊まって行け」なんて言ううもんだから
お言葉に甘えちゃった!
あの人の部屋に布団がひかれていて、出来上がったあの人は
「久しぶりだな。かっこよくなった」と俺を喜ばせる言葉をくれた
俺は長年の思いをぶつけた
迎え入れてくれる手が嬉しくて
確かめるように肌に触れ、唇を重ねた

一つになって更に愛おしくなった

それから俺はあの人のマンションに転がり込んで
過保護すぎるくらいになった
欲しい言葉を囁いて。気持ち良い所を求めて攻めていく
あの人は俺が居ないとダメになってしまう程愛し抜く

だって俺の王子様だから・・・


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