日々徒然です

カフェにようこそ!

君に寄り添う

2013-12-08 00:56:48 | 小説
取引先の相手とは寝ない主義!俺は座右の銘にしていた
担当でタイプでも主義は貫いた。やっぱりその場しのぎの相手が後腐れなくて一番良い

だけどあいつは違っていた。そのまま恋人になった
もちろん今は俺のマンションに一緒に住んでいる
忙しくて逢えなくても一緒に住んでいれば心地いい。仕事の活力にもなる

一緒の生活にも馴染んできた頃、暦の上では連休が近づいてきている
俺の仕事は途切れなく来ている。良い事なんだが、あいつと遠出した事がない!
恋人同士だったら旅行に行ったりするもんだとゲイ仲間に言われた
俺は何とか仕事を前倒しにして旅行に興じた
あいつは半信半疑だったが俺の姿を見て旅行を楽しみにしてくれている

眺めも良い!来て良かった。ホテルに着いて近場を散歩し夕食を取る
アルコールも共なり旅先と言うシュツエーションでお互いの熱がいつもより上昇している
やっぱり旅行に来て良かった。改めて思う
あいつはいつにも増して情熱的になっている。俺も必要以上に求めてしまう

明日はシュノーケリングの予定だ。あいつは初めてのようだが
この海に見せられると次第に心安らかになっていく事間違いなし

これから一生賭けてあいつと共に歩んでいく人生の思いをあいつの耳元に伝える

惹かれ逢う

2013-12-03 02:23:52 | 小説
仕事に行き詰っていつも行くバーで飲んでいた。憂さ晴らしに相手でもと思っていた
カウウンターでフラれたんだか知らないが一人でくだをまいている奴が居た
俺は構ってなかったが執拗に絡んできた。少しタイプではあった
酒に潰れ仕方なく俺は家に泊めた
そのままの流れでキスをしベットに向かう、そこであいつは寝息を立てた

朝、あいつは一目散で出て行った。そんなんだったら襲ってしまえば良かったか
後悔先に立たずだ・・・
あいつの服を脱がせた時、ポケットに入っていた名刺を思い出す
今度の仕事はあいつの会社絡みでの仕事なんだ。それにあいつの仕事は俺とも縁がある

今日、あいつの会社へ出向く。会議にはもちろん出席していた
会議後、立ち話をしているとあいつの上司から俺の担当になった
俺は業界で少し気難しい奴だそうだ機嫌の取れる奴って事でなったらしい

仕事は何とか順調に仕上がっている。あいつも陣中見舞いに来た
頭を冷やせ!あいつはノンケなんだから
それに取引先との相手は寝ない主義なんだ。自分に言い聞かせる

あいつの会社との仕事は終了した。良かった今回も良いのが出来た
俺がバーでその日の相手を見つけてマンションまで行くとあいつが居た
今回の仕事であいつの良さも解った。あいつも俺の事が気になっているらしかった
取引先との恋愛感情はしない主義だったが、あいつが仕事も終わりましたと話す
これって誘っている事だよな
あいつは合意してくれた。そのまま俺の部屋に向かう
そして俺は一つ一つ確認するように繋がっていく