サボ科の記録

笑いのツボ・怒りの着火点・涙の分岐点は人それぞれ
その瞬間のヒラメキをちょこっとメモしてます(^-^)

めかぶ

2017-07-22 | 日常の記録-海の仕事-
めかぶ、我が家の大好物です。

ワカメの芽だから「めかぶ」と呼んでいます。

めかぶの写真↓ 下:石づき(ピンクの部分)、中:めかぶ(楕円形)、上:ワカメ


ネットで調べると色々な食べ方をしている人がいますが、我が家のいつもの食べ方はお味噌汁。
お椀に食べやすい大きさにカットした生のめかぶを入れ、魚の出汁でとったアツアツのお味噌汁をかけると鮮やかな緑色に変わりトロトロになってとても美味です。

乾燥したものや塩漬けしためかぶ、冷凍ものが売られていますが、一番美味しいのはやっぱり生のめかぶ!
私の地元では、いご草漁が始まる前に既にワカメ漁は終わってしまったので生のめかぶは今年は手に入りませんが、来年も楽しみに旬の味を待ちたいと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いご草

2017-07-21 | 日常の記録-海の仕事-
『いご草』と言っても知っている人は少ないかもしれません。地方によっては、海藻の呼び方が違うらしい。

いご草は海藻の一種です。
水と一緒に煮ると何故かいご草の姿が消え、熱が冷めると固まるという性質があります。同じような製品で天草からできる心太は食感や面白味のない味が苦手ですが、いご草を100%利用した『いごねり』は磯の香りが良く、のど越しが良いところが気に入っているので大好きです。

ちなみにいご草は干すとこんな感じです↓



良質なものは濃いこげ茶色で海藻が固くしっかりとした状態のものです。未熟なものや、海藻が細めのものは同じ製法で『いごねり』を作ろうとしても何故か固まらないため単独では使えないらしいのですが、私の地元のいご草は良質な方なのか固まらないという事はないようです。

写真のいご草はまだ未成熟な状態です。たまたま悪天候で波が高い時に海岸に流れ着いてしまったちょっと残念ないご草です。

地元の漁業権のある人がボートや潜水、磯歩き等で海上を漂ういご草を集めたり、海中でスクスク成長しているいご草を刈り取ったりしています。

ここ数年、いご草漁は不漁でしたが、今年は少し回復したようで地元のみんなは大喜びです。

但し、このいご草には最大のウィークポイントがあるのです。いご草は他の海藻たちと仲良しで、色々な海藻に絡み付いた状態で陸揚げされます。おまけにいご草のそっくりさんもいたりするので、その海藻たちをいご草と引き離す作業が大変なのです。時間との闘い!いご草は暑さで蒸れると腐ってしまうので、陸揚げしたいご草から一刻も早く海藻たちを取り除き、乾燥させることが出来るかが勝負です!

我が家も7月に入り、いご草漁が始まってから朝から夕方までいご草との闘いの日々です。

明日も天気が良いようなので、海中が澄んでいればいご草漁を再開します。

近年、いご草を採取できる人が激減しているという事で寂しい限りではありますが、私は最後の一人になるまでいご草漁は続けたいと思っています。磯歩きは新たな発見があって楽しい!でも、小型船舶免許も取りたいなぁ。大好物のアワビも採取できるしね

豊漁となりますように
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする