サボ科の記録

笑いのツボ・怒りの着火点・涙の分岐点は人それぞれ
その瞬間のヒラメキをちょこっとメモしてます(^-^)

大家さんの犬

2005-05-29 | 日常の記録-お犬さま-
私がトリマーをやっていた事を知っている大家さんから、
飼っているワンちゃんのペットシッターを時々頼まれる事があった。

彼は15歳のシェルティー似の雑種で、人間にも犬にも無関心な
マイペースなワンちゃんだった。
最後にあった時には、黒々とした毛色にも白髪が目立つようになり、
目は白内障で白濁し、1m位近づいて声を掛けても聞こえないほど
耳も遠くなっている状態だった。

そんな彼の近況を知ったのは、大家さんのこの一言だった。
「ノンちゃん、この間亡くなったのよ。今までありがとう。」
あまりにも突然の事で、言葉がでなかった。

ノンちゃんはGW前から既に生命の危機があったようだ。
そう言われれば、ちょうどその頃に今まで聞いた事もないような
鳴き声を深夜に聞いていた事を思い出した。
今考えると、あの悲痛な鳴き声は、痛みをこらえての事だったのかも…。

亡くなる2日前からは食事もとれず、身動きできない状態になっていたらしい。
とってもつらい時間だったんだろうな…。

ノンちゃんと最後に会う事はできなかったけれど、
いつもマイペースで、食いしん坊で、散歩好きのおじいちゃん犬だった事。
ついでに、くびれが少ないお腹とプリプリした愛らしいお尻は、
きっとずーーーっと忘れる事はないと思う。

最後まで優しい飼い主さんの側にいられて良かったね。
ノンちゃん、お疲れさま。そして、ありがとね。


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疲れた日には…

2005-05-26 | 日常の記録-東京編-
実家でよく見かける夕日は、こんな感じが多い。
疲れた時には、海でボーっとするのが一番なんだけど、
とりあえず写真で我慢しておくか。(笑)



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日傘がほしい

2005-05-25 | 人間を観察
最近、初夏と勘違いするほど暑い日が増えてきた。
今朝も朝から陽射しが強く、日傘をさして歩く女性もチラホラ。

私も今年こそは日傘を新調するつもりでいたので、
先ずはリサーチせねばと通勤中の女性の日傘をチェックしていた。

すると、こちらに真っ直ぐ歩いてくる真っ黒な日傘の女性発見!!
さっそく日傘チェックをしていると、何か違和感が…。

一見すると20代前半の女性。
いまどきの重ね着をしていて、七分袖のシャツをはおり、七分丈のパンツに
草履のようなカジュアルなサンダルを素足で履いていた。
で、かなり不思議だったのは、彼女の手袋。それも肘くらいまである長いタイプ。
チャリンコや車の運転中に手袋をしている女性は何度か見た事はあったけど、
手タレでもない人までも日焼け防止のために手袋をするのかぁ??

手袋 + 黒い日傘 = 日焼けは絶対したくない!

でも、彼女の場合は、この計算式は成り立たない。
彼女は上半身にはとっても気を遣っているものの、
足元はどうでもいいんか~い状態になっているからだ。

素足にサンダル、七分丈のパンツに、この陽射し。
おそらくいい感じに日焼けができそうだ。
私もこれで何度失敗したことか…。(笑)

『人の振り見て我振り直せ♪』まさにこの諺がピッタリだ。
私も気をつけねば、これ以上シミやそばかすが増えたら…(ーー;)

早く日傘を買いに行かねばッ!!
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後輩の鈴木くんって、誰だぁ?

2005-05-25 | 人間を観察
数ヶ月前、久々に留守電にメッセージが入っていた。
「○○ハウスの××です。お問い合わせの件ですが、
お留守のようなのでまたご連絡いたしま~す。」
と全く聞き覚えのない女性の声だった。

まあこんな事は時々あることで、ファックスの『ピーーー』という
耳障りな音色を発する5回のメッセージもたま~にあるのが普通だろう。

でも、○○ハウスの××さんはその後、3回も留守電に同様の
メッセージを残してくれた。それも数週間から1ヶ月おきなので、
ほとんど忘れた頃にまた新しいメッセージが入っているのだった。
ここ1ヶ月ほどは音沙汰なしなので、やっと電話の掛け間違いであることに
気がついてくれたのかなぁ??(^-^;)

で、本日、またまた間違い電話がありました。

「オレオレ、お久しぶり~。憶えてますかぁ?」
と親しげに話をする若い男性だったけど、まったく聞き覚えのない声だった。

知らねぇなぁ~と思いつつ「どちら様ですかぁ?」と聞いてみた。

「え? あの~、本当に憶えてないの?」とダラダラいい続ける男。

だ・か・ら、知らねぇから名を名乗れといっとるんじゃいと内心イライラしながら、
「ちょっと分からないので、どちら様でしょう?」ともう一度聞いてみた。

すると更にモジモジとした口調で「後輩の『鈴木』です。」と男は名乗った。

(ー'`ー;)う~ん・・・・・
どんなに一生懸命考えても私の記憶の中に『鈴木さん』は存在しても、
『鈴木くん』は存在しないんだけどなぁ~。

仕方がないので「何年も前からこの番号を使っているし、電話の掛け間違いだと思いますよ!」
と言ってみると、ようやく納得して電話を切ってくれた。

よくある間違い電話のなかでも、今回の『後輩の鈴木くん』からの電話が
一番しつこかったなぁ~。(^-^;)

本当は新手の振り込め詐欺だったりしてね…。
だって最初は「オレ、オレ。」って言ってたしね。(笑)


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コウモリさん、こんばんは。

2005-05-20 | 日常の記録-東京編-
今の職場で働き始めてから、今年で5年目になる。
野生(?)の狸やコウモリが職場周辺にいるらしいという噂はあるのに、
4年間、一度もお目にかかった事はなかった。

  な・の・に!

先月初めて、飛行するコウモリ発見!
で、今日も帰り道に偶然、その姿をお見かけしてしまったのだ。
思わず立ち止まって、空を飛ぶ黒い物体を・・)ジーっと観察してしまった。

最近残業で遅くなる事が多いおかげで、夜行性のコウモリを目撃する
機会が増えただけなのかもしれない。
この状況を喜ぶべきか、悲しむべきなのか…よくわからん…(^・^;)
とりあえず残業代はもらえるんだから、『よし』とするしかないのかなぁ~。

次回は、ぜひ狸さんにお会いしたいものです。
でも、本当にあの辺にいるのかなぁ~!?
ヘビ ~>゜)~~~ とかヤモリなら何度か見た事があったけど、
さすがに狸はいないだろうなぁ~。(笑)
 

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帰り道

2005-05-19 | サイクリング・散歩
今日は晴天。おまけに気温も急上昇。なのに気分は…

考え事をしたい時は、一駅歩くことにしている。
住宅街を抜けて駅に向かえば、だいたい30分くらいで到着する。
でも今日は、3時間くらい歩きたい気分だった。

『自分の事が一番大好き!』とサラリと言える友達を時々羨ましく思う。
そんな風に思えたら、もっと楽に生きられるんだろうなぁ…。




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レントゲンの白い影

2005-05-16 | 日常の記録-東京編-
「明日、病院に行かなきゃ行けない…。」と暗く重い声で母が答えた。

数日前に、母はあばら骨の辺りが痛くて力がでないと症状を訴えて病院を訪れていた。
すると、レントゲン検査で何と肺に白い影が…。
更なる検査が必要とCTスキャンをしたらしい。
そして、その検査結果がでる前日に、私が電話してしまったのだ。

本人は癌ではないかと思って、かなり落ち込んでいた。
誰だって白い影があって、再検査が必要だと言われれば不安になる。
母ももちろんそうだった。

心配だったので、さっき実家に電話をしてみると、
昨日とは別人のような明るい声で母が白い影の解説をしてくれた。
どうやら風邪が悪化して、肺炎をおこしていただけだったらしい。
癌ではなかったので、とりあえず良かった、良かった。(*^_^*)
でも安静にはしてないとね。

で、母に言われた一言…
「○○も早く風邪を治しておかんと、肺炎になるよぉ~!」だって。

オイ!(; ̄▽ ̄)ノ"
誰のせいで、こんなにひどい咳が出てると思っているんじゃ!
ゴールデンウィークに実家に行って、風邪のおみやげくれただろうがぁ!!

市販の風邪薬を3種類も替えたけど、あんまり改善している感じがしない…
やっぱり病院へ行こうかなぁ~(-。-)ボソ...


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対岸のレース

2005-05-15 | サイクリング・散歩
5月14日 一時のち

少し肌寒いこの日、チャリ友とサイクリングに出かけた。
今回は住宅街を流れるとある川に沿って走り、美術館や公園などに立ち寄る予定。
ちょっと遅めの10時過ぎに、待ち合わせの場所を目指して出発した。

3月くらいの気温だと天気予報を聞いていたにも関わらず、
結局軽装で出かけてしまった。
時々雲の隙間から覗く太陽の陽射しのおかげで、
15分も走ると脂肪が燃焼してきたのかポカポカしてくる。

川岸には、自生した野草が縦横無尽にひろがっていて、
黄色や白い花を付けていた。
最近はどこにでもいる丸々太った巨大なコイや、甲羅干ししている亀、
カモやサギなどの野鳥ものんびりしていた。

通りがかった家々の庭には、自慢のガーデニングが披露され、
色んな色彩の花のプランターが並んでいた。
本当に、春のサイクリングはカラフルで楽しい。

た・だ・し、

走行中に顔にぶつかってくる小さい虫は最悪だった。
口の中に入って飲み込みそうになったり、目に入ったり、
洋服にくっついたり。
そりゃまあ、春だから虫だって活発になるでしょうが、
それにしても多すぎだぁ。(ーー;)

そうそう、川の両岸にあるサイクリングロードを走っている時、
対岸では素晴らしいレースが繰り広げられていた。

それは、買物帰りの女性と初老のおじいさんのデッドヒート。

ペダルをフル回転させて、ぐんぐんスピードを上げる女性。
その100mくらい後を走っていたおじいさんが、
ペダルを力強くこぎ始めると、あっという間に
女性に追いついてしまった。
で、追い抜かそうとするけど、女性は道を譲らない。

さぁて、次の橋ではどうかな?
あれ?まだおじいさん、道を譲ってもらえないらしい。

それじゃあ、次の橋では?

アラ(^_^?
おじいさん、彼女のチャリンコに金魚の糞みたいにまだくっついて走っているよ。
どうやら、おじいさんは女性の闘争心に火を付けてしまったらしい。(笑)

チャリンコも道路交通法では『軽車両』になるんだから、
譲り合いの精神でいきましょ。レースも程ほどに…d(^-^)ネ!

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サボ科の誕生 

2005-05-12 | サボ科物語
『サボ科』

そんな言葉は、日本語にはない。
私が勝手に作った新しい(?)言葉なのだ。

サボテンが好き。
ただそれだけで、何となく付けたブログのタイトル。

水遣りは必要最低限。
時々栄養を与え、太陽の下でより鮮やかな緑色に変わる。
サボテンは、スレンダーな容姿を保ったまま何年か経つと、
やがて可愛い花を咲かせる。

だけど、一度つむじを曲げてしまったサボテンは、
どんなにお手入れしてあげても、なかなか花を咲かせようとはしない。
シンプルな人生のわりに、かなり頑固で気難しい植物だったりする。

(・_・)......おや?何となく私に似ているかも?(笑)

そんなわけで、植物のサボテンは『サボテン科』に属す。
ならば、私は一応人間をしているので『サボ科』でいいか…
という勝手なこじつけで、『サボ科の記録』と命名されてしまったのだった。

次回につづく…
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とある病院のお婆さん

2005-05-09 | 人間を観察
とある病院の入口で、お婆さんは立っていた。

白髪混じりで少しウェーブのある髪を束ね、
小さなショルダーバッグを肩からさげ、
地味な花柄のブラウスに紺のズボンを履いていた。

私がお婆さんの前を通ると、丁寧な柔らかい口調でこう質問された。

「○○神社の太鼓祭りに行かれるんですか?」

「いいえ、姪っ子の診察が終わったので、帰るところなんですよ。」と答えると
「それは失礼しました。お大事になさってください。」
これまた丁寧に返答された。

私がお婆さんの訛りのない綺麗な日本語に少し驚いていると、
少し前を姪っ子と一緒に歩いていた母から、
そのお婆さんが痴呆症であることを知らされた。
私もそうだったように、あのお婆さんが痴呆症だと
気がつく人が何人いるだろう?

お婆さんは今日も、あの病院の入口で立っている。
遠い記憶の中の誰かを探して…。

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