「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

韓国5日目

2005年11月16日 10時10分26秒 | ソウル・エコプロダクツフェア
韓国5日目(11月8日)オープニング当日。
残りの土塗りをオープニングイベントまでに終わらせなければ!!
朝食は悲しくもコンビニでラーメンを買う。
疲れの取れない朝はやさしいものを食べたいと思い、辛くなさそうなものを選んだつもりなのに・・・


激辛でした


朝から自ら体にムチを打つハメになった。(言葉の壁を痛感する)
とにかく必死に土塗りをする。
この日の作業メンバーはリーさん、ソーさん、ホーさん、通訳のジュンソン、かねごん、大島。
みんな昨夜はほとんど寝ていない。
土を塗っている傍ら、ディスプレーの準備が始まる。


ウッドチップが床に敷かれる。


designhouseのスタッフが慌しく準備を始める。



ストローベイルチームに栄養ドリンクの差し入れがある。


入場者が辺りを歩き回っている事にすら気が付くことなく作業をしていたら、designhouseのスタッフは
「急いで完成させなくてもいいですよ。このままゆっくり作業を続けてください。土塗りのパフォーマンスが人の目を、足を止めます」と。
今思えば、その言葉が事実上の作業終了の言葉だったのだと思った。
いったん昼食を摂ることに。

食事を終え、会場に戻るとそこにはメディアの群れが。
各局のTVカメラ。プレス。来場者・・・。


サムソンやヒュンダイ自動車など大企業の綺麗なブースが並ぶ中にドロドロ・ボコボコのストローベイルギャラリーがある。目立たない訳がない。


その頃、オープニングセレモニーが始まり、作業スタッフたちに笑顔が戻った。


ひとまず作業が終了して間もなくリーさん、ホーさん、ソーさんとお別れの時が来た。
言葉はお互い片言の英語で交わされたが、顔の表情、真面目に作業する姿を通して、強い信頼関係が築けた。
その頃、政治的に微妙な関係である日本と韓国であったが、少なくともこのプロジェクトを成功させたすべてのスタッフは平和であった。

「エコロジーに国境はない」

気候、文化、髪の色など日本と非常に近い(ほとんど同じ)国である事を短い生活の間で学んだ。
環境へ意識は日本よりも高いように感じる部分が多かったし、エコな建築材料で日本に無いものがあった。
今後ストローベイルの活動を気候が似た国同士で展開し、アジアンスタイルのストローベイルハウス研究を進め、情報交換を約束。
また、日本でストローベイルイベントを企画し、招待して文化・伝統技術を生かしたそれぞれのストローベイルハウス活動の紹介をすることで、更なる環境意識の広がりをもたせていこうと誓う。


いつの日か、リーさん、ホーさん、ソーさんを招待した時に、日本で何かプレゼントする事を条件に、大切なストローニードルを1本プレゼントしていただきました。
みんなで心地よい達成感に浸っていました~。

その日の夜。乾杯~!と行きたいところですが、言葉がわからず、食べたいものが食べられずストレスがたまるのを恐れ、夜の街を徘徊しながら屋台でいろいろなものを買いあさり、ジンロ、ビールを持って部屋でささやかに乾杯をすることに。

久しぶりにちゃんと寝ることが出来ました。






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コメント (1)
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