「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

腕木取り付け

2006年04月07日 19時11分09秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月7日。天気:晴天!
ストローベイル壁の庇用腕木の取りつけ。大工の長尾さんが着々と頑張ってくれています。(感謝!)
15日、16日のワークショップに向けて休みを返上して作業をしていただいているのです・・・ごめんなさい。
腕木はストローベイルの壁を雨から守る庇を支える材です。設計当初からどのようにして庇をつけるか検討していました。太い柱はベイル積みの時に邪魔になるし、細いと心配だし・・・。
実際に取り付けられたものを見ると不思議です。
毎度のことですが、大工さんの技術に感動!

外周の土台を据え付けるところです。

背中にさしがねが入っているのはなぜ?








**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基礎天端ならしと柿渋仕上げ塗り

2006年04月06日 19時10分10秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月6日。天気:曇り。
基礎コンクリート型枠を外し、土台を乗せる面を平らにしながらレベル調整をします。この日も風が強かった・・・。
基礎屋さんが作業する日はあいにくの天気が多いのは何故?

外側の基礎が出来るとなんとなくストローベイルの存在が想像出来てくる。
こんなにぶ厚いのです!

一方、僕は引き続き柿渋の仕上げ塗り。一度塗ってからウエスで拭き取り、木目を見せます。いい色でしょ?
(上から2本目が塗装前の色)







**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柿渋とべんがら

2006年04月05日 11時21分28秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月5日。天気:雨のち晴れ。
今日はいよいよ木材の搬入。大量の木材が運ばれてきた。
今回は国産材にこだわり材料を選定した。
~現場には木のいい香りが漂う~
雨の中、搬入は終わり、午後から土台などの木部に防虫・防腐対策の塗装を施す。
こんな書き方をするとケミカルな感じがするが、使用するのは柿渋とべんがら。
柿渋は岐阜県で昔から柿渋を作り続けている方の物を分けていただいた。
べんがらはお取り寄せ。
べんがらと聞くと真っ赤なイメージだが、茶色や黒などいろいろある。
今回は茶色を混ぜて塗装する。

大工さんと僕でひたすら塗ります。

仕上げで見えてこない部分にはたっぷりと塗って、仕上げで見えてくる部分はウエスで拭き取り、木目を見せます。(写真はたっぷり塗ってます)

このまま乾燥。

明日も残りの材料を塗装してきます。






**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンクリート&近辺調査

2006年04月04日 22時42分15秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月4日。天気:晴れ。
型枠と配筋の準備が出来た現場にコンクリート屋さんが来るのを待っている。

到着後コンクリートの品質・状態や、納品書をチェックし型枠に流し込む。

この日は滋賀県から左官職人にきていただき、外壁の最終仕上げの検討をする為に近辺の調査に同行したいただいた。(その左官職人も手伝ってくれました・・・ありがとうございます!)



この状態で固まるのを待ちましょう。



コンクリート工事がひと段落着いたところで、早速カメラマンと左官職人と近辺調査へ。

先ずはこの地を昔から見てきた方にお話を聞くことが出来ました。
~昔、この辺りの田は水のひきがよく、乾燥しやすい土地だったので、二毛作だったとか。
刈り取った稲はそのまま土の上に寝かせて乾燥させて脱穀できたとか。~
2本の川に挟まれて出来る三角州の土に似た性質の土で、砂が多い。
周辺には新しく建てられた家が多く、古くから残っている建物が減ってしまった。それでも現存している土壁を見てみると、どうやらこの辺りの土ではないものを使っている。
しばらく雨ざらしになっている土壁も発見。
触ると脆く崩れた・・・砂っぽい。この辺りの土か?

別の場所へ移動。近くの蔵やお寺の壁を見る。
しっかりと残っている土壁で、別の場所から持ってきた土のようだ。
軒の出や、屋根形状から、特別雨が多かった場所でもなさそうだ。
しかし、気になったのはやたらと石積が目立った。
川が近くにあるのか・・・水害があったのか・・・道路から盛り土をして地盤をあげている。

かつての大水害の時、ここは大丈夫だったらしい。最近の東海豪雨の時はここから少し離れた場所で3mほど水位が上がったところもあるがやはりここもそれほど被害は無かった様です。
その他、左官職人からはいろいろな話を聞くことが出来、ゆっくりこの土地のメッセージが少しだけ受け取れた気がした。


今後もどんなプロジェクトがあるのか分からないが、その土地の気候風土・歴史・メッセージ等を知った上で壁の仕上げを決めていく必要を実感した。
土の壁というのは奥が深い・・・改めて思いました。
でも、それを探って追求し、見えてくるものがあると嬉しくなる。

日本中、どんなところでも対応できてしまう外壁材が今では主流だ。
「雨・風・風土をわざわざ考慮しなくても大丈夫。」
一見便利そうな話だが、実は文化や技術・歴史を途絶えさせてしまう恐ろしいことでもあるんだ・・・と思ってしまう。
そんな事柄がファーストな世界を作っているのだろう。




**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

型枠工事

2006年04月03日 17時04分15秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月3日。天気:晴れ(台風並みの強風)
今日は基礎屋さんが型枠を組んでいます。
既存の基礎に鉄筋を固定。


型枠の様子をチェックしていたら!
コンクリートの隙間から強く生き抜いている雑草が・・・


型枠は今日中に組上げ、明日はいよいよコンクリート打設。


そして、コンクリート打設立会いの後、現場近辺の古い建築物の土壁、土蔵などを調査をし、長い年月を耐えてきた土壁のメッセージを吸い取ってきます。
その調査を参考にし、最終仕上げの検討&決定へ・・・。





**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする