私の練習場用ゴルフバッグはスタンド付きで、クラブを3、4本入れると中でクラブが絡まって出し入れしにくくなる「安物」である。最近ショートアイアンを練習するので多めに入れて持っていくのだが、必要なクラブを引き抜こうとすると、グリップのゴムが干渉して中々抜けなくて困っていた。グリップも駄目になりそうで、もう少しマシなのを買おうと思っていたところである。こないだショートホールの沼南ゴルフコースへ行った時にはパターも含めて6本も入れたので、もう限界であった。
そこで昨日、Amazon でスタンド付きの手頃なバッグを検索したら、ハーフ用6型の大きいのが7、8千円で出ていたので、「これだ!」というので早速出掛けて実物を見ることにした。クラブと違ってキャディバッグは、実物を手にとって見たほうが安心である。
まず家に近い「有賀園」に行ってみる。さすが路面店だけあって売り場は広く、綺麗にディスプレイされていて見やすく陳列されていた。ついついウェアの新作に目が行くが、そこそこに切り上げて目当てのバッグを見に行く。しかし置いてあるのはメーカーロゴの入った大きな本格的キャディバッグばかりである。練習用のを探したら別のところに10個ばかり置いてあった。色違いを並べているので実質3つである。どれも大きさは私のと変らない3、4本用だ。これは問題外である。
それで今度は「ゴルフパートナー」に行く。結構歩いた。中に入るとビデオブースが5打席程並んでいて、何と「プロによる弾道解析機付きレッスン」始めました!と言う勢いである。ゴルフパートナーも道具を売るだけじゃなく、レッスンすることで「お客を育てる」方に方針転換を図っていると見た。有賀園では以前からダンロップがスクールを開設しているので、その点では一歩遅れているのだが、こちらは売り場の中でレッスンしているので「より販売に直結している」と感じたのは読みすぎだろうか。何にしてもレッスンを受けている人たちは、先生から「今よりもっとあなたに合ったクラブを使えば、あと10ヤードは飛びますよ!」などと言われてその気になっているのだろう。売り場には最新のドライバーがワンサカ並んでいて、如何にも「飛びそう!」に見えるのだ。南無阿弥陀仏!。まあ、クラブをお客にピッタリのものに変えるというのもレッスンの一部だから、あながち先生方のアドバイスも間違いとは言えない。が、私はビデオブースを後にして、奥のバッグ売り場に向かったので、まんまと新作を購入したかどうかは、残念だが分からない。コロナ禍でお金を使っていないから、予算はあるだろう。お店としてはホクホクと言ったといったところかも。
売り場は有賀園と同じように、14本用の本格的キャディバッグがずらりと並んでいた。「やっぱりないのかなぁ」と諦めかかったら、「中古」で6型が1つ置いてあり、3分割の口に小物入れとタオルなどの大型ポケットが両脇に付いている。仕切りは底まで入っているようだから、グリップが絡まる心配はない。ドライバーとスプーンを入れ、4番の中空アイアンと7番アイアンにウェッジを3本入れたら、一応私の練習メニューは完璧にこなせるから、このバッグがあれば「言うことはない」。おまけに値段は「何と4990円」と書いてあるじゃあ、あーりませんか皆の衆!。迷うことなく私はそれをレジに持って行った。ついでにティーを2箱買って、「これは春から縁起が良いぜぇ〜」なんて鼻唄を歌いながら帰ってきたのである。余った古いバッグは友人にプレゼントすることにした。これもSDG’sである。これでクラブを持って行く本数が増えたから、練習ももっと内容が充実してくると思うとマジ楽しくなる。
やっぱり「買い物」が一番体には良い、というのは本当だった、って話です。いやあ、ストレス無くなるねぇ。
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