明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ショートショート(35)今年の日本シリーズは関西同士の対決

2023-10-26 18:48:43 | スポーツ・ゴルフ

1、今度の日本シリーズは、関東は無視?
例え日本シリーズとあっても、今回は関東じゃ全く話題にもなってない・・・らしい。こういう反応は少なくとも広島 vs. ソフトバンクとか中日 vs. 日ハムとかであれば、もう少し盛り上がっていたような気がするのである。よしんばヤクルト vs. 西武あるいは千葉ロッテの「東京対決」であっても、これほどの無視感は無かっただろうと感じられた(私だけ?)。まあ、実際始まってしまえば案外盛り上がるのかも知れないが、阪神が折角18年振りの優勝と「大騒ぎする割には」人々の態度は冷静・冷淡である。中には「全然興味ないっス」と言い切る人まで出ていると言うのは何故だろうか?(これは思うに「野球自体に興味がない」って可能性が大だが・・・)。

多分これは大阪の「日頃の東京憎し!」が裏目に出たのではないか、と私は思っている。阪神は実は本拠地は皆さんご存じの通り「兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場」であるから「兵庫のチーム」なのだが、何故かまるで大阪が優勝したかのような盛り上がりだそうだ。そこに行くとオリックスは大阪市西区の京セラドームが本拠地なので、こっちの方は純粋な「大阪のチーム」である。しかし関東のしかも野球に殆ど興味が無い私のような人間からするとこれが逆で「オリックスが兵庫で阪神が大阪」というイメージなのだ。何ででしょうねぇ、不思議なもんである。

まあ、そんな事はどうでも良いがとにかく「大阪地区では経済効果が凄い」事になってるらしい。これは沈滞した日本経済にとっても「とても良い事」なので、今回こそ、是非とも「お金の続く限りのハチャメチャ大盤振る舞いとか、札束舞い上がるどんちゃん騒ぎとか」やって下さい、お願いしますよ。期待してま~す(何か、どうでも良い感が丸出しです。もっと言えば、関東は早くもハロウィーンモードに入りましたぁ!)。

2、ドラフト指名の方法について
野球ついでにドラフトに一言。選手は自分の好きな球団に就職する権利がある筈なのに、球団側が一致団結して「くじ引き&指名権」などという変な制度を導入してそれを阻害しているのはどうなのか?、という話。もうちょっとスマートで選手の要望がかなうような制度に変更するべきではないか?というのが私の提案である。

現行ドラフト制度は先ず球団側が欲しい選手を指名し、選手が重なった場合は「籤引き」で交渉権を決めるというもの。選手側に残されているのは拒否権だけだそうだ(興味が無いので、間違っていたら御免なさい)。これがそもそも「人権無視の憲法違反」という気がする、というのはちょっと大袈裟だが、選手には行きたい球団に行く権利があるだろうというのは十分理解できる。しかし、長年それをやってきた弊害が金持ち球団に優利になり、人気があって契約金とか給料とか諸々の待遇面で「大きな差」がついてしまって有望な選手がどんどん「お金の潤沢な球団」に偏ってしまった結果、9連覇するような常勝チームが出来てしまった、という反省の元に作られたのが現行ドラフト制度だって訳である。

これはサッカーでも同じことが言えて、スペインの強豪レアルマドリーがスーパースターを一本釣りして「銀河系軍団」と揶揄されたのは皆さんよくご存じの通り、常識である。それが続くと戦力面で対等な試合が出来なくなり、ペナントレースにも影響が出るようになって、結果として「野球界の人気凋落」にも繋がりかねない(私の野球嫌いは別の要因があるのだが、今回は本テーマと関係ないのでカットする)。近年では選手が外国のリーグに流出する事態も顕著になって来て、例えば「男子ゴルフ」などはその最たるものではないかと危惧している(これ、野球と関係なかったですぅ・・・)。

では、どうしたら上手い事「優秀な選手」が各球団に均等に散らばって、すべての対戦カードが「白熱した優勝争い」を演じるようになるのか?

・・・・・・・・・・

私の提案

給料待遇面での改善
a. プロ野球の各球団は給与額合計の7割を「プロ野球選手給与配分機構」に拠出し、逆にその合計から「12分の1」を選手給与として受け取る・・・給料待遇の均等化だ。7割で改善が見られなければ8割もしくは9割と比率を上げて行く。最終的に10割でもいいかな、と私は考える。そもそも選手と言うのは一つの球団が囲い込むものではなく、プロ野球界「全体の所有・人気の源泉」と考える方が理屈にあっている
b. その金額内であれば、所属選手間の給料は独自に決めて良い

ドラフト制度の改善
a. まず各球団が「ドラフト選考委員」を3名ずつ選ぶ(プロ野球機構の所属)。そしてドラフト前一ヵ月の段階で「本年指名該当選手リスト」から有望な選手を順番に決めるものとする。これは完全にオープンで話し合いながら、最終的に投票して「得票が多い順に」リストを作る・・・機構側選考リスト
b. 選手はリストが発表されたら「そのリストに載っている選手」が同じようにオープンに相談しながら希望を出し合って、「入団希望リスト」を作成・提出する・・・選手側希望リスト

・・・マスコミにはこの段階で発表する

c. 発表があってから選考リスト希望リストを擦り合わせるために面談する(2週間程度)
d. 最後にドラフト日に「採用リスト順位1位の選手」から希望リストが順番に発表され、球団側ではなくて「選手側の希望リストに載っている球団」が指名権を得る(選手側がリストを変更するのは直前まで自由である)

これで選手間で希望球団が重複することは無いと思うが万一を考えて、「投手と野手、或いはポジションごとの選考リスト制にしても良いと思う。それでもダブったら最後はお馴染みのクジ引きにすればよいだろう。何れにしても選手側の希望と言うのはあくまで希望であって、願っていても実力の違いから「叶えられるとは限らない」というのは重々先刻承知であるから、特に問題なく解決出来ると私は思う。

とにかくドラフトの一番のネックが「各球団の資金の差」にあるのは明白であるから、ここをクリアすることで逆に「明確に球団の個性や地域の独自性」が際立ってくるようになり、引いては「地方の活性化」にも役立つのではないか大いに期待している。

以上である。

まあ、もっともっと球団機構側が「プロ野球全体の事」を優先して色々決めて行けば、自ずと良いアイディアが出て来ると私は思っているのだが・・・。各球団が自分のチームの事ばっかり考えて勝手な事をやるから、全体がどんどんつまらなくなるのだと思う。

これ、野球に無関心な1老人の独り言、でした。



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