3/29(木),全国的に完璧快晴が約束された日,「こりぁ~行かんとまずいでしょ」
と前日にNobさんと調整し,谷川岳山系の中で一番高い山である「仙ノ倉山(2026m)」
に登り,毛渡沢西俣にドロップし,私にとっては今シーズン最後となるBCを楽しんできました。
家を2:45にスタートし,集合時間の5:30に土樽でNobさんと合流。私の車をデポして
Nobさんの車で国道17号を南下し火打峠駐車場へ。
6:20火打峠駐車場(約1000m)~11:00仙ノ倉山(2026m)~12:00ドロップイン~16:00土樽(約600m)
今回の企画は1000mをスキーで登って,標高差1400mを一気に滑降するという超ロングコースです。
苗場山
苗場山をバックにシールで登高するNobさん。
奥は浅間山
火打峠から登り始めて約3時間で平標山近くまでやってきました。
シュカブラ
シュカブラⅡ
今回は平標山のピークは登らず、トラバースしながら仙ノ倉山を目指しました。
すると、雪は氷と化し,なんともスキーでは登り難い状態になってきました。
気温が上がっていったん融けた雪が今度は気温が下がって凍っていたのです。
とうとう、全面クラスト。クライミングサポートを解除しスキーアイゼンを
効かしながらトラバースしていたら,一瞬アイゼンがクラスト斜面に届かず
に左板がズルリと滑り転びそうに!!!
なので,トラバースは止めて稜線上へ移動し,慎重に進みました。
やっとのことで仙ノ倉山頂に到着。4時間の予定が40分もタイムオーバーでした。
頂上にて(cotton)
頂上にて(Nobさん)
奥から,燧ヶ岳,至仏山,谷川岳,万太郎山
さて、仙ノ倉山頂にて360度の大展望を楽しんだ後はドロップインです。
実はこの日は谷川山系随一と言われるシッケイ沢を滑るつもりでした。
仙ノ倉北尾根をわずかに進み,そこから40度の急斜面がドロップ地点ですが、
急激に回りが落ち込んでいるので斜面の様子が分らず、覗き込もうとNobさん
と2人でスキーを脱いだ瞬間、柔らかいつもりで踏んだ雪の下はツルッツルの氷
でスキー靴が滑り、2人して青ざめました。
前回の西ゼンではまったく必要がなかったので、私もNobさんもスキー靴に
つけるアイゼンは置いてきてしまってたのです。
NobさんがBC用ピッケルとスキー靴のキックで、どうにか斜面を臨める所に進んで
みると・・・、シッケイ沢へのドロップポイントは一面ピッカピカの氷斜面との
こと。アイゼンなしでは、これを回避して安全地帯まで下りることは困難でした。
止むを得ず、別ルートでドロップすることに。それが、毛渡沢西俣です。
しかし、こちらも厳しい条件でした。
万太郎を正面に見て下に落ち込んでるところがこのルートですが、同じように
急激に落ち込んでいます。
やはり40度はあるであろう急斜面を慎重にトラバースし,場所によっては体を
斜面にぶつけて止まり,極めて慎重に高度を下げました。
やっとのことで滑降体勢に入るcotton。
テカテカクラストのある急斜面。
cotton
Nobさん
予報通り一日中「完璧快晴」でした。お陰様で気温も上昇し,美味しかった斜面は頂上から
少し下りたところだけで,標高が下がるたびに,重い湿雪~賞味期限が切れ腐り始めた雪~
臭いプンプンの腐雪と変化し,スキーのコントロールに悪戦苦闘のうえ「沈」「チン」「沈」
の連続となりました。
カモシカ君(^^)
重そう(^_^;)
4月から新しい職場に異動となり,仕事の関係で携帯電話の電波の届かないお山にはあまり
行けなくなっちゃいました なので,今回が今シーズン最後のBC山行とし,私はシーズン
オフに入ります。まあぁ~たまには日帰りで山登りたいとは思ってますが・・・・。
文責:cotton & Nob
【動画編】
仙ノ倉山頂からの360度パノラマ
cottonのひゃっほ~
cottonのひゃっほ~(Nobさん撮影)
激沈は突然やってくる
登山・キャンプ ブログランキングへ
と前日にNobさんと調整し,谷川岳山系の中で一番高い山である「仙ノ倉山(2026m)」
に登り,毛渡沢西俣にドロップし,私にとっては今シーズン最後となるBCを楽しんできました。
家を2:45にスタートし,集合時間の5:30に土樽でNobさんと合流。私の車をデポして
Nobさんの車で国道17号を南下し火打峠駐車場へ。
6:20火打峠駐車場(約1000m)~11:00仙ノ倉山(2026m)~12:00ドロップイン~16:00土樽(約600m)
今回の企画は1000mをスキーで登って,標高差1400mを一気に滑降するという超ロングコースです。
苗場山
苗場山をバックにシールで登高するNobさん。
奥は浅間山
火打峠から登り始めて約3時間で平標山近くまでやってきました。
シュカブラ
シュカブラⅡ
今回は平標山のピークは登らず、トラバースしながら仙ノ倉山を目指しました。
すると、雪は氷と化し,なんともスキーでは登り難い状態になってきました。
気温が上がっていったん融けた雪が今度は気温が下がって凍っていたのです。
とうとう、全面クラスト。クライミングサポートを解除しスキーアイゼンを
効かしながらトラバースしていたら,一瞬アイゼンがクラスト斜面に届かず
に左板がズルリと滑り転びそうに!!!
なので,トラバースは止めて稜線上へ移動し,慎重に進みました。
やっとのことで仙ノ倉山頂に到着。4時間の予定が40分もタイムオーバーでした。
頂上にて(cotton)
頂上にて(Nobさん)
奥から,燧ヶ岳,至仏山,谷川岳,万太郎山
さて、仙ノ倉山頂にて360度の大展望を楽しんだ後はドロップインです。
実はこの日は谷川山系随一と言われるシッケイ沢を滑るつもりでした。
仙ノ倉北尾根をわずかに進み,そこから40度の急斜面がドロップ地点ですが、
急激に回りが落ち込んでいるので斜面の様子が分らず、覗き込もうとNobさん
と2人でスキーを脱いだ瞬間、柔らかいつもりで踏んだ雪の下はツルッツルの氷
でスキー靴が滑り、2人して青ざめました。
前回の西ゼンではまったく必要がなかったので、私もNobさんもスキー靴に
つけるアイゼンは置いてきてしまってたのです。
NobさんがBC用ピッケルとスキー靴のキックで、どうにか斜面を臨める所に進んで
みると・・・、シッケイ沢へのドロップポイントは一面ピッカピカの氷斜面との
こと。アイゼンなしでは、これを回避して安全地帯まで下りることは困難でした。
止むを得ず、別ルートでドロップすることに。それが、毛渡沢西俣です。
しかし、こちらも厳しい条件でした。
万太郎を正面に見て下に落ち込んでるところがこのルートですが、同じように
急激に落ち込んでいます。
やはり40度はあるであろう急斜面を慎重にトラバースし,場所によっては体を
斜面にぶつけて止まり,極めて慎重に高度を下げました。
やっとのことで滑降体勢に入るcotton。
テカテカクラストのある急斜面。
cotton
Nobさん
予報通り一日中「完璧快晴」でした。お陰様で気温も上昇し,美味しかった斜面は頂上から
少し下りたところだけで,標高が下がるたびに,重い湿雪~賞味期限が切れ腐り始めた雪~
臭いプンプンの腐雪と変化し,スキーのコントロールに悪戦苦闘のうえ「沈」「チン」「沈」
の連続となりました。
カモシカ君(^^)
重そう(^_^;)
4月から新しい職場に異動となり,仕事の関係で携帯電話の電波の届かないお山にはあまり
行けなくなっちゃいました なので,今回が今シーズン最後のBC山行とし,私はシーズン
オフに入ります。まあぁ~たまには日帰りで山登りたいとは思ってますが・・・・。
文責:cotton & Nob
【動画編】
仙ノ倉山頂からの360度パノラマ
cottonのひゃっほ~
cottonのひゃっほ~(Nobさん撮影)
激沈は突然やってくる
登山・キャンプ ブログランキングへ