cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

八ヶ岳

2011-11-29 | 登山
11月27日(日),私より18歳も若い奴と杣添(そまぞえ)尾根ルートで八ヶ岳の「横岳・赤岳」を登ってきました。若い奴とは,年に1回程度山行しており,記録を見たら
H16年 9月・・・燧岳
H16年11月・・・金峰山
H18年 9月・・・朝日連峰
H19年 6月・・・飯豊山
H20年11月・・・越後駒
H21年11月・・・天狗岳(八ヶ岳)
H22年 5月・・・白馬岳
を共にしており今回は8回目。← そういう訳で八ツを選んだ訳ではありませんが。

前夜は海の口駐車場にて車中泊。
 6:00駐車場スタート
10:20赤岳山頂着【4時間20分】
11:10山頂スタート
14:20駐車場着【3時間10分】

◆今回のルートをまずご紹介。これは海ノ口から八ヶ岳連峰を望んだもの。正面が横岳に延びる杣添尾根で,ピークは左から赤岳、中央に横岳、右が硫黄岳です。この杣添尾根を登り、横岳~赤岳~横岳~杣添尾根と行動しました。


◆まだ薄暗い中,ヘッデンを点けてスタート。気温は確認しなかったけど、それほど寒くはありません。赤く染まった雲を眺めながら樹林帯の中を進みます。


◆登山道はうっすら雪化粧。


◆2時間40分登ってやっと樹林帯を抜け,富士山とターゲットの赤岳を確認。


◆この時期にしては富士山も雪が少ないですね。


◆県内の里山も含め6週連続のリハビリで,山岳尻にも力強さが戻って来ました。たぶん中性脂肪もだいぶ減ったことでしょう。ところで,杣添尾根の「杣(そま)」、最初読めなかったので漢和辞典で調べました。【解字】山と木とで,木をとる山の意。【意味】(ア)そま山。材木を切り出す山。(イ)そま木。山林から切り出した木。なるほど、なるほど。そう言えば,杣人(そまびと:木を切ったり運び出したりする人。きこり。)は聞いたことがあるな。


◆いつもは,超ハイペースな若い奴も,本格的な登山は1年以上空いており,今回は登りがとても辛そうでした。


◆3時間登ってやっと三叉峰(さんじゃほう:標高2,825m)に到着。


◆横岳(標高2,829m)から見た(全く関係ないですが「家政婦のミタ」はなかなか面白い),赤岳(左)と阿弥陀岳(右)。


◆赤岳ズーム


◆阿弥陀岳ズーム


◆横岳通過中の本日の私。横岳は厳しい岩岩の連続で,ある意味今回の核心。緊張はしませんが,当然、慎重にならざるを得ません。よって写真はありません。って,帰宅して写真見てたら、そういえば写真撮らなかったなと思い出しました。でも、少し撮ってくれば
良かった。そうすればここの通過の臨場感をお伝えできたのに。日記的にはとても残念。


◆この前登った蓼科山と北アルプス。蓼科山はやっぱり像で間違いなしでした。


◆いよいよ急峻な赤岳の登りです。厳しい斜度です。雪がついてアイスバーンになったら,今度は慎重ではなく緊張するだろうなと思いました。


◆息を切らしながらやっとのことで赤岳山頂(標高2,899m)に到着。あとから登ってきた若い奴と握手して「お疲れ様!!」


◆山頂から南の眺望は,権現岳と奥に南アルプス。


◆奥の南アルプスは、左から,北岳,甲斐駒,仙丈。


◆富士山はやっぱり美しい。


◆頂上で50分大休止し、下山開始。下山途中で八ヶ岳の稜線をパチリ。ちなみに八ヶ岳の細長い主稜線は夏沢峠によって二分され、それ以北が北八ツと言われているみたいです。


◆赤岳展望荘の手前で本日の私その2。


◆峰の松目とその奥に北アルプス。右下には赤岳鉱泉が見えます。


◆横岳で小休止し、下山開始。雪を踏みしめスリップに注意しながら高速下山。


◆苔むした樹林帯はなかなかいい雰囲気。


◆このコースのブログを見ると必ず載っているミニ橋。8時間20分にて無事下山。


【総括】
登山は単独も良し。2人も良し。そして、もう少し雪があったら尚良しでした。

蓼科山

2011-11-26 | 登山
週末の土日が雨模様なので,11/17(木)に蓼科山と北横岳,大岳,双子山を登って来ました。おいおい平日じゃないかと思われる方,年休20日あるうちの5日目ですからお許しを(^^;)ソンナニヤスンデマセン

◆蓼科山ってどういう山かというと,こういう山です ↓ 〈北横岳にて撮影〉


◆蓼科山は俗に北八ツと称される連嶺の一番北の端に,一きわ抜きんでている峰で,その余威は更に北に向かって,次第に高さを落としながら広大な裾野となる。しかしそれは赤城山のようにスムーズな美しい線ではなく,幾らか不整形なので人々の眼にはただその円頂のみにそそがれる【by深Q】 
深Qはさすが,うまいこと表現しますね。私なら鼻のない像が寝そべっているような山容であり・・・くらいしか表現できません(^^;) 蓼科山って小型富士のイメージが強かったのですが,なるほど途中から背中があったんですね。登ってみないと分からないものです。

前夜車中泊
 6:10大河原峠駐車場スタート
 7:45蓼科山山頂着
 8:45山頂スタート
11:30北横岳着
12:00スタート
14:50駐車場着
18:45水戸帰宅

◆大河原峠駐車場を日の出と共にスタートし,1時間も登ると蓼科山がもうそこに見えてきました。駐車場は2093mに位置し山頂は2530m。標高差はたったの437m。今日は楽ちん登山です。


◆1時間35分で,あっという間に山頂に到着。溶岩の岩塊に覆われた岩岩だらけのだだっ広い山頂です。実は,蓼科山って,洗面器を被せたような単純な山容だし,標高差も少ないし,ちょっと小馬鹿にしてたんですが,そこには予想以上の素晴らしい展望が待っていました。




◆今回は早めに本日の私が登場です。風がとっても強く,寒いこと寒いこと。朝の駐車場はマイナス2度だったのですが,山頂での体感温度はそれ以下。手袋は2枚重ねてます。


◆山頂から西方面の眺望。左から,御嶽山と次に乗鞍岳。


◆続いて北アルプスの山々。真っ白に冠雪した北アに眼が釘付け。山は白い物を纏うとなんでこんなにも魅力が増すんでしょうね(^^)


◆それでは行かせてもらいます。山頂からのズームアップ特集。まずは御嶽山。高校生の頃,スキーには行ったことあるんですが,まだ未踏です。


◆大展望は西方面から北方面へ。続いては穂高。この前Nobさんが素晴らしいおまけを奏でた前穂もバッチリ見えます。


◆続いて白馬三山。北アでも一番日本海に近いため雪が多いです。


◆続いて,高妻山(たぶん),焼山,火打山,妙高山。2週間前はまったく雪がなかった火打山も真っ白です。


◆浅間山。さすがにこちらはまだ冠雪していません。まだ未踏なので,雪のまだら模様ができたころ登りに行きたいと思います。


◆どうしても目は北アに向いてしまいます。一人で山座同定を楽しんで,強風と戦いながら1時間も景色を堪能してしまいました。深Qは,秋風に吹かれながら,石ばかりの頂上で私は1時間あまり孤独を味わったとありますが,私は幸せを味わせてもらいました。最高のお天気に感謝,感謝です。


◆ここだけで下山するのはもったいないので,登って来た道を蓼科山荘まで戻り,天祥寺原へ一端下り,亀甲池を経由して今度は北横岳に登ります。こちらは九十九折りの急登。でも気温が低いのでそんなに汗はかきません。


◆2時間45分で北横岳に到着。今,登って来た蓼科山を眺めますが,目はどうしてもその奥の北アに向いてしまいます。


◆八ヶ岳方面。美しさにうっとり。北横岳で30分休憩し,今度は双子池を経由して,双子山に向かいます。


◆岩に着いた霜の結晶。なかなか綺麗。


◆大岳。ここからは,岩石帯につき下り不向きと地図に記載された道を双子池まで下ります。実際,不向きでした。


◆双子池ヒュッテ。この辺りは沢山の山小屋がありますが,すべて冬眠に入っていました。


◆雄池と雌池で双子池。写真は雌池。


◆本日,3回目の登り。


◆双子山に到着。ここから20分で駐車場に。青空の下,蓼科グルリップを楽しませてもらいました。大満足な1日でした。


【総括】
蓼科山さん,小馬鹿にしていてゴメンナサイ。あなたはこんなにも素晴らしい展望を提供してくれる山だとは知りませんでした。360度の大展望に感謝,感謝でした。またいつか雪化粧した時に来たいと思います。