cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

【乗鞍ヒルクライム】

2020-08-26 | 登山
2020_0825長野県の乗鞍エコーラインをヒルクライムしてきました。
ヒルクライムと書きましたが、正しくは「ヒルミネンコ」です。何が違うかというと、ヒルミネンコはヒルクライムをした後に登山をしてピークを踏むことをいいます。ヒル(ヒルクライム)+ミネンコ(その後に登山)なのです。この言葉は北アルプス薬師岳や黒部五郎岳を登る際、登山口の折立までロードバイクで登る際、有峰湖(アリミネコ)の脇の道路を登るのですが、ヤマレコのスーパースターY先生が命名したアリミネンコから派生した造語です。
ヒルクライムしてその後登山。なかなか過酷です。

◆前日21時に三本滝駐車場に到着。車中泊して朝を迎えました。久々に見る日の出。


◆乗鞍エコーラインは夜間通行止めで、6時から18時までシャトルバスとタクシー、そして自転車だけが乗り入れることができます。三本滝駐車場はそのゲートに一番近い駐車場で標高1800mのスキー場の中にあります。


◆ゲート開門と同時にヒルクライムスタート。若い女性がかなりのスピードで登って行きましたが、私はマイペースの低速運転。最初はゲレンデ内の道路を登ります。


◆59歳のおじさん。ヒルクライムが趣味で、なんと昨日に続いて連チャンでクライム。後でいろいろお話をしました。


◆おぉ~見えてきました、ターゲットの乗鞍岳ロックオン。でも、まだまだ遠~い。


◆私です。オンライン飲み会用に購入したスマホスタンドを利用しセルフタイマーで自撮り。


◆標高2350mの位ケ原山荘まで来ました。ここまで標高差550mをゲット。速いチャリダーはもうダウンヒルです。


◆ヒルクライムの終点「畳平2700m」まであと残り360m。ガンバです。


◆登ってきたロードを振り返る。


◆近くなってきましたよターゲット。前述したように、ここは一般自動車が走らないため、ほぼサイクリング専用道路となっており、直線で登るのが辛いときは、道路をジグザグに走ると斜度が緩やかになるため、結構その走行を活用させてもらいました。本物のヒルクライマーにとっては邪道です。


◆59歳のおじさん。抜きつ抜かれつ。


◆おぉ~、穂高・槍が見えるじゃありませんか。ブラボー!!!


◆59歳のおじさんに撮ってもらった穂高・槍とcottonヒルクライマー。おじさんも基本登山が趣味で、その後ヒルクライムにはまったとのことでした。ロードバイクはヒルクライム用にカスタマイズしているとのことでした。


◆約2時間ちょいの時間でスタート地点から標高差900mの畳平(2700m)に到着。標高を上げるにつけ、空気が薄くなるので、終始「ハアハア」状態。


◆ロードバイクをこんな風に引っかけて駐車。盗難されないようチェーンでロック。


◆さて、ここからがミネンコです。中央に乗鞍コロナ観測所が見えます。


◆今日は最高の天気。紺碧の空。気温は10℃ちょい程度でしょうが、日差しがあり風がないので寒くありません。


◆中央が乗鞍岳の主峰「剣が峰」です。


◆しかし、今日はついつい登ってきたロードの方が気になります。


◆権現池


◆あと少し。


◆でも、やはり登ってきたロードの方を今日は眺めたい。


◆畳平から約1時間半で剣が峰3016mにとうちゃこ。


◆ヒルミネンコお疲れさまでした。


下山後、すぐに今度はクライムダウン。ひえ~凄いスピード。ブレーキングが大変です。もしここで、ブレーキのワイヤーが切れたら、ワイヤーのネジが緩んだらなんて思いながら、約30分弱でスタート地点に到着。人生下り坂最高でした!!!
おじさんが、紅葉時期は最高だよと言っていたので、秋にまた来てみたいな~。


【蔵王ヒルミネンコ撤退の巻】

2020-08-16 | 登山
「試練と憧れ」とは、劔岳の早月尾根コースの登山口にある碑に記されている言葉である。試練を乗り越えなければ憧れは手に入れることはできない。または、憧れを得るためには試練を乗り越えなければならないということか・・・。とても素敵な言葉である。


現在の私の憧れは、凸お腹を凹お腹までいかなくても、もう少しフラットにして体重を3キロ落とすことである。
今までは毎晩飲んでいるビールや日本酒、焼酎により蓄積された脂肪を、月2回程度のまあまあハードな登山によりカロリーを消費することでバランスを維持してきたが、最近は登山回数も少なくなり、私のお腹は「お山」になってしまった。

私の趣味は登山や山スキーだが、1年半前にロードバイクを衝動買いしてしまい、霞ケ浦一周125キロ2回をはじめ、猪苗代湖一周60キロとか、いわゆるロングライドは何回かやったが、距離は長くても負荷が少ないため意外とカロリー消費は少ないのである。
そこで、最近ヒルミネンコ(自転車でヒルクライムした後に登山をするという「どM」が好きな方が楽しむスポーツをいう)にはまっているNobちんに触発され、今回蔵王ヒルミネンコに挑戦した。

蔵王エコーラインのスタート地点の赤い大鳥居を7時30分にスタート。


いきなりの急坂に太ももが悲鳴をあげる。ちなみに私のロードバイクは20段ギアだが、最初から一番ロー。ヒーヒー言いながら、最大トルクで漕ぎ続けるも、限界に達すると下車して自転車を押し歩き。その脇を小学生が軽々と登っていくのだから、おじさんはshock。


こんなところを走ります。


ただ今、休憩中。


また、斜度が緩やかになるとチャリに乗って漕ぎ漕きを続け、何回か休憩をとりながら、2/3まで約2時間かけて来たら、強風とスーパーガスガスによりコンデションは悪化。私の体力もほぼ限界だったので、ここで勇気ある撤退を決意。(本当は理由ができて良かったという説も) でも、なんとか標高差888mまで登れたことは初ヒルクライムとしては上出来としよう。

撤退を決意した地点。


さて今度は下り。当然凄いスピードが出て、ブレーキングが大変でした。ブレーキをしっかり握るためにはドロップハンドルを持ってブレーキレバーを握るのだが、前傾姿勢になったところに下りの傾斜が加わり、体の重心位置が前方になり、手が痛くて大変でした。結局、登り約2時間のところを15分でとうちゃこ。人生下り坂は最高ですね。

今回のルート。


888mクライムした証拠。


本当はこれが見たかった!!!


てな訳で、初チャレンジは撤退の巻となってしまいました。しかし、恐るべしヒルクライム。1日で約2キロ体重が減りました。まあ、2日もあれば元の木阿弥となることでしょう(笑)。

次回はメッカの乗鞍をやってみたいっす。おっと、その前に百名山55座目となる白山も登らねば!!!