cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

【シートラチャリで白馬鑓温泉に行って来ました!!!】

2021-04-24 | 登山
2021_0423 白馬の登山口である猿倉までの道路が4/27に冬季閉鎖を解除するので、その前に白馬鑓温泉まで登り、温泉浸かってビールを飲み、そして滑って来ました。With Nobさん。

二股P5:40---(1時間20分)---7:00猿倉P7:30・・(3時間30分)・・11:00鑓温泉13:00~(1時間40分)~14:40猿倉P14:50---(15分)---15:05二股P

二股Pからはシートラ(スキーをザックに括りつけて登ること)チャリで、標高840mの二股Pから標高1230mの猿倉までの6kmをスキーブーツで漕ぎ漕ぎし登りました。初めての経験です。ザックにスキー板を括りつけると10キロちょいあるでしょうか? 肩にずっしり食い込んだ状態のヒルクライムは、最初から最後までハーハーヒーヒー言いながらの修行・苦行でした。

◆スタート地点の二股にかかる橋からの眺望。いい天気になりそうです。


◆私はヨロヨロ運転。坂を真っすぐ登ることができません。結局、5~6回押し歩きしたでしょうか。


◆一方Nobさん。流石、先週、このパターンで白馬大雪渓をやったばかりで、一度も足を着けずに登り切り。ちなみに私64歳、Nobさん62歳。おじさん達頑張ってます。


◆標高差390m距離6kmを悪戦苦闘して、やっと猿倉に到着。


◆準備を整え、こんどはシール登高です。


◆標高を上げると見えてきました白馬岳。


◆どうです、完璧なホワイト&ブルー!!! しかもこの世界を2人締め。


◆白馬鑓ケ岳2903mです。この左の中腹2100mに鑓温泉があります。


◆左が鑓ケ岳で右は杓子岳。


◆鑓温泉を目指して登ります。常時Nobさんがトップで、私はそのずっと後をやっとこさでハイクアップ


◆途中にはデブリも・・・


◆猿倉から3時間30分で鑓温泉に到着。分かりづらいですが、写真中央下が源泉かけ流しの露天温泉があるところです。夏場は小屋が組み立てられ宿泊もできるのですが、今年は営業しないそうです。


◆標高2100mの雪に囲まれた鑓温泉。


◆多分46~47℃。とても熱いので、スコップで雪を投入し冷ましますが、すぐにアッチッチ。


◆お疲れ様~。温泉に入ってビールで乾杯。至福の時。


◆2時間、大自然の中、素晴らしい眺望を堪能しながら、2人貸し切りで温泉&日光浴でのんびりしました。なんという贅沢な。極楽極楽。


◆中央の雪が崩れ落ちてくれれば、適温なのになぁ~


◆温泉でゆっくりしたあとは「ひゃっほ~」タイム。2人だけのシュプール。


◆cottonが落ちていく。


◆Nobさんも落ちていく。


◆2本だけのシュプール。これが延々と続けばいいのに、標高差500mの滑りは、ほんと数分。でも、山ヤはこのひゃっほ~タイムを楽しみに何時間もかけて登るのです。


◆右上の黒いところが鑓温泉。その下の白い線はハイクアップしたルート。左には2人のシュプール。


◆ダケカンバと青空。ふたりとも普段の行いがいいな~。


◆1時間40分で猿倉まで戻り、帰りはなんとたったの15分で二股Pに到着。登りは地獄。下りは天国でした。


シートラチャリ+山スキー、結局この日は2人だけ。お金では買えない贅沢をさせてもらいました。貸し切り山スキーは病みつきになりそうですが、一番の課題はチャリ。たぶん私は電動チャリを購入することになるでしょう(笑)


鳥海山 中島台コース

2021-04-04 | 登山
先週、湯殿山頂上から眺望した鳥海山に、「待ってなさい」と言ってしまったので、行ってきちゃいました。今回はNobさんと2人。

名山と呼ばれるにはいろいろの見地があるが、山容秀麗という資格では、鳥海山は他に落ちない。庄内平野の北の果てに、毅然とそびえ立ったこの山を眺めると、昔から東北第一の名峰とあがめられてきたことも納得できる。【日本百名山:深田久弥】

鳥海山は毎年山スキーで訪れるたびに、なんて優美な姿をしているんだろうとうっとりさせる山容をしている。まるで、美女が横たわり日本海に向けて長い脚を横たわせているようだ。

鳥海山は山スキーのためにあるような山で、今まで「湯の台コース」、「秡川コース」、「鉾立コース」と滑っているが、今回は初めてとなる「中島台コース」を滑ってきた。この「中島台コース」は鳥海山で一番のロングコースとなっており、標濃差は1700m、距離往復22kmというハードコースだ。

◆鳥海山と田園風景。この景色を見ると、映画「おくりびと」で、鳥海山をバックにもっくんがチェロを奏でたシーンを思いだす。因みに、ふぐの白子を焼いたものを食べながら、「これが美味いんだな~、困ったことに」という山崎努のセリフも思い出す(笑)


◆今回はNobさんと2人。久しぶりの前泊テント宴会のメイン料理は「すき焼き」。


◆ただし、山形牛がメインではなく、今回はNob農園特製の春菊が主役だ。美味しかったです。ご馳走様。


◆翌日、5時10分にスタート。中島台リクレーションの森の登山口からは、かろうじて薄い雪があるものの、途中で切れてしまっているところもあるため、最初はスキー板をザックに括りつけ歩きで森を進みます。


◆この赤川の橋を渡らないと鳥海山へは登れません。


◆「あがりこ大王」・・・奇形ブナとしては日本一の巨木だそうです。


◆う~ん、雲が多いな。晴れてくれないかなぁ~。


◆ハイクアップのNobさん。おっと、青空が出てきたぞ。


◆常時、後ろを登る私。Nobさんとの差は拡がるばかり(汗)


◆デブリ。


◆外輪山。白い雪にはやはり青空がないとね。


◆目指す鳥海山(ズーム)。まだまだ遠いです。因みに、靴擦れした足が痛いです(涙)


◆登ってきた斜面を振り返ると、こんな感じ。さぁ~どこ滑ってもいいよという声が聞こえます。帰りの滑降が楽しみ。


◆根性で上り詰め、12時10分頂上到着。5時10分スタートだからなんと7時間。よく頑張りました。写真はNobさん。


◆そして私。青いゴム手袋がいいでしょ。防寒テムルス。玄人すじが春スキーで使用します。ほんとか?


◆いよいよお楽しみタイム。最初はガスガスで見通しが利きませんでしたが、次第に青空も見え、滑りやすいザラメ雪をひゃっほ~!!!の私。


◆Nobさん。


◆快適斜面をクルージングのNobさん。


◆お楽しみタイムはあっという間。樹林帯を抜け登山口近くになったところに咲いていた水芭蕉。下山は休憩しながらでも2時間。


2021_0403鳥海山 その1


2021_0403鳥海山 その2


2021_0403 鳥海山 その3



今回のコースは、ほんとタフなコースでした。しかし、苦労して登った分だけロングコースを滑れるという特典付き。完全燃焼登山で、今日は体ボロボロです。