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イニシュマン島のビリー
2016年4月2日 世田谷パブリックシアター
作:マーティン・マクドナー
翻訳:目黒条
演出:森新太郎
出演:古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、峯村リエ、平田敦子、小林正寛、藤木孝、江波杏子
アイルランドのマーティン・マクドナーの作品。
ユーモアはあるのだけれど、救いようのない話。
生まれつき体の不自由なビリーは、両親が死んで叔母2人と暮らしている。
叔母たちはビリーを甘やかせているような、厳しくしているような…
皆から哀れまれていながら、バカにもされているビリーは、本を読むことと牛を眺めることが好き。
キレイだけれど、口も態度も最悪なヘレンとうす馬鹿な弟バートリーは、ビリーをからかって楽しんでいる。
ある日、映画隊が身体障害者の役のオーディションを行うことを知ったビリーは、余命3ヶ月とウソをついて、舟に乗って映画隊に近づき、役を得る。
ハリウッドに行ったものの、健常者に役を取られ、失意のどん底で島に戻ったビリー。
自分を助けようと保険金を残して死んだはずの両親は、実はビリーを保険金目当てで殺そうとして過って死んだと言う真実を知り、衝撃を受ける。
そして身体を壊し、ウソだったはずの余命3ヶ月を告げられて、最後は静かに死んでいく。
いい人だと思っていたら、悪い人で…
悪い人だと思っていたら、いい人で…
人間の奥底にある真実をあぶりだすような濃密な舞台でした。
不自由な体を体現した古川雄輝は、かなりキツイ姿勢をずっ~と続けていたけど、それがあたかも本当の姿のように見えて、カーテンコールできちんと立っている姿が不自然に見えてしまいました。
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