7月29日 紀伊國屋ホール
劇団M.O.P セミファイナル公演
作・演出:マキノノゾミ
出演:キムラ緑子、三上市朗、小市慢太郎、林英世、酒井高陽、木下政治、奥田達士、勝平ともこ、北村有起哉、岡田達也、片岡正二郎 ほか
時代は明治。横浜に建つ洋館の青猫亭という名のホテルを舞台にしたお話。
マダムと呼ばれる女主人。用心棒を務める元侍の男。マダムの昔の男は今は政府要人。押し込み強盗入ったのにホテルで働くハメになった男。ホテルで働く女。
それぞれに、それぞれの人生が描かれていて、下手すると散漫になってしまうのに、マダムを中心にすえて、見事にひとつのストーリーにまとめあげられていました。
今回含めてあと2公演で解散してしまう劇団M.O.Pですが、劇団公演を観るのは4日目ぐらいです。
もっと早くから観ておけば良かった
キムラ緑子、三上市朗、小市慢太郎がそれぞれバラバラに出ていた芝居は観ていたのですが、同じ劇団の人たちと知ったのが遅かったのです。
キムラ緑子は最高ですね
特に今回のような凛とした女性ははまり役です。
衣装の着物もとても素敵でした。
客演の北村有起哉もはまり役でした。
どんな芝居もできる人ですが、テンション高く、ぶっとんだ役は彼ならでは…と思います。
三上市朗も小市慢太郎もそれぞれのキャラがはまってました。
やっぱ、マキノノゾミがあて書きしてるんだろうな。
また、舞台装置もよかったです。
中央にセットされた、ホテルの回転ドアがさまざまな場面で活躍してました。
東京公演の初日でした。
客席には、演劇集団キャラメルボックスの成井豊がいました。
カーテンコールには、マキノノゾミも出てきて挨拶してくれました。
木・金はチケットに余裕があります、と言ってましたが、来年のファイナル公演のチケットは取るの大変になるのでしょうが、がんばってゲットして、来年も観たいです。