ナンシー
6月12日
紀伊國屋サザンシアター
作:金子茂樹
演出:山田和也
出演:西村雅彦、飯島直子、長谷川朝晴、本田力、岩佐真悠子、安田顕、デビット伊東
とある地方の銀行での出来事。
強盗が立てこもっていると通報があり、警察署長が駆けつけてみると、すでに犯人は取り押さえられていた。
取り押さえたのは、その銀行に勤めている警察署長の妹。
だが、「自分が取り押さえたことは、表ざたにして欲しくない。」と犯人の連行を拒む妹。
現場に居合わせた、キャバ嬢と弁護士。
銀行の支店長と妹の同僚。
それぞれの思惑が交錯する。
色々なやり取りの結果。
犯人取り押さえに至る経過のシナリオはまとまったが、犯人の犯行に至る理由を聞いた皆が取った行動は…
婚約者に柔道をやっていたことを知られたくない妹。
支店長は、その婚約が破談になると、取引先を失う恐れがある。
同僚の行員は、妹に片想いをしていて、破談を望んでいる。
隣町で行われる「永ちゃんのコンサート」に早く行きたいと思っている弁護士。
キャバ嬢は、警察署長と交際していた。
そして、銀行強盗を企てた犯人は、難病に犯された恋人「ナンシー」を救うため、募金を始めたが、思うように募金を集めることができず、銀行強盗が成功すればもちろんだが、失敗してもその理由により、お金を集めることができるのではないかと思って犯行に及んでいた。
そのことを知った一堂は、銀行から出て行くときに、「ナンシー」の顔をプリントしたTシャツを着て、「募金にご協力お願いします」と呼びかけたのだった。
前半のドタバタが、ラストに繋がる意外性が面白かったです。
椅子に縛られた犯人役の長谷川朝晴が、椅子を動かされた反動で転んでしまったハプニングがありました。
西村雅彦が必死で元に戻そうとしましたが、以外に椅子が重くてなかなか元に戻せなくなってしまい、そのハプニングを見て、他の出演者が後ろを向いたり、顔を伏せてしまったりしながら笑いをこらえている姿も面白かったです。(肩の震えで笑っているのがバレバレでした)
生の舞台って、そういうことがあるから、止められないんだよね。
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