
ハーパー・リーガン
9月15日 パルコ劇場
作:サイモン・スティーブンス
演出:長塚圭史
出演:小林聡美、山崎一、美波、大河内浩、福田転球、間宮祥太朗、木野花
コンクリートの壁の前に立つハーパー。
壁は彼女に迫り彼女は前に押しやられる。
ラストシーンでは、ハーパーの夫が壁の前に…。
失業中の夫、進学したい娘。生活を支えるため一生懸命働いているハーパー。
危篤になった父の見舞いのため休暇を申し入れるが、上司に認めてもらえない。
帰り道、若い男の子に話しかけるハーパー。
そのことで、ハーパーに少しの変化が訪れる。
気がついたら、誰にも黙って父の元に来てしまったハーパー。
しかし、父の最期を看取ることはできなかった。
父がなくなったその日、大胆に一夜限りの関係を持った相手に、自分の本音を話してしまう。
本当は、好きな仕事じゃないのに、夫が失業しているので辞められない。
その夫の失業の理由は、幼児の写真を撮り幼児ポルノの罪に問われたため。
夫本人は、濡れ衣であると主張して、娘も自分もそれを信じてきていたが、本当は、濡れ衣じゃなかったのではと確信してきていること。
見知らぬ人に本音を伝えたことで、自分を取り戻すハーパー。
ハーパーと母との関係が、ハーパーと娘の関係にそっくりであり、父の死をもってしてもその確執は消えない。
歩み寄る母に、背を向けるハーパー。
家に戻ったハーパーは、2日間に起きた出来事を夫に話す。
イギリスの話だからか、ひとつひとつのエピソードには、あまり共感が持てませんでした。
が、ひとりの女性が、なにものにもとらわれず、一人の人間として生きていこうとする姿には、いつしか自分を重ねて観てました。
小林聡美のたたずまいがとても素敵。
あと、音楽が効果的に使われていたのがとても印象に残りました。
フジテレビの笠井アナがいました。
あと、劇団新感線の粟根まこともいました。
粟根まこととは、遭遇率が高いです。
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