株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
昨日の続きです。
訪問看護STでリハビリ職の構成割合が多いと緊急時などの加算の算定が少ない。とか言っていますが、これは単にステーションに看護職員が少ないだけであって、リハビリ職が多いから加算を算定しないという根拠にはなりません。
だったら、緊急時など加算を取っていくために看護師を増やしていくためには?を考えていくほうが本当は大切なんです。
緊急時をしっかりとっていくためには看護師の数が必要です。
ただ、看護師は求人出してもすぐに来てくれません。
むやみに雇っても人件費が先行しますので、よほど手持ち資金が潤沢でないと一気に数人の看護師を雇うことは難しいです。
私は数年前に一気に看護師を雇って失敗しました。
収益は安定せず、債務超過ギリギリにまで追い込まれました・・・。
そこでリハビリ職です。
リハ職を数名入れると訪問看護STの収益は安定します。
その安定した収益のなかで常勤の看護師を計画的に雇い入れることができるんです。
人件費を圧縮するためにパートの看護師を多く雇い入れる方法を取っている事業所もあるかと思いますが、結局緊急時の対応ができません。
ですから常勤看護師を増やしていくためにはリハ職は欠かせない存在なんです。
そういった側面を無視して、訪問看護STからのリハビリは制限する!と言われても納得はできないですよね。