おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
健康管理に対する意識が年々高まっていると感じていますが、今日は健康管理は自己責任なのか?について書いていこうと思います。
日本人は人に迷惑をかけることを極端に嫌う文化ですよね。
(最近は変わりつつあるかもしれませんが)
人に迷惑をかけないよう健康でいなければ!という意識を持っている方は多いはず。
それが、いつの間にか健康管理の意識を持つことが当然のような風潮になってきて、不健康になったのは自己管理ができていないためというような、自己責任論が出てきました。なぜでしょうか?
経済成長期の日本人の多くは、まだ心にゆとりがあったために、「他人に迷惑をかけられている」という意識を持つ人が少なかったようですが、
大半の国民の所得が伸び悩む現在、限られたパイを奪い合う感覚が強くなったようです。
その結果、「他人に迷惑をかけている人」を排斥することで、自己責任という言葉で非難する人が増えてきたようです。
根底には、将来への不安、「自分はまじめに一生懸命頑張っているのに報われない」といった不安と、一見すると社会に利益をもたらしていないと思われる人に対する非難、つまり自己責任論という形で噴出してしまっているのではないでしょうか。
その健康の自己責任論が広まった結果、医療への依存度が高くなってしまっているような気がします。
自分の身体のことはまず自分に聞きましょう。分からない場合に先生に相談。
まずはそこからの意識付けが必要なのかなあと思っています。
ありがとうございました。
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