「ゴミ袋○袋、捨てたなんて、まだ甘い!
ダンシャリアンは、ごみ袋じゃなくて、トラック○台分で数えるのよ。」
涼やかな笑顔とともに、すごいことを仰るやました先生。
さすがに10トントラックではなく、軽トラでいいとは思うけれど、それだけ大量の不用品がそれぞれの家に死蔵されているということか。
実家の断捨離で出た不用品、主に粗大ゴミや燃えないゴミは、私が市の埋立場まで車で運んでいる。
金沢市では、品物ひとつひとつにゴミ処理券を購入し、家まで収集に来てもらうこともできる。
この場合、たとえば布団2枚で500円、カラーボックス2個まで500円、スキー板500円、物干しざお2本まで500円というように、けっこうちまちまとお金がかかる。
塵も積もればなんとやらで、大量に出す場合は、出費も莫大。
だが郊外の埋立場まで持ち込めば、車1台分500㎏まで1400円と割安だ。
…で、私のシエンタの後部座席を全部倒して荷台にし、天井までぎゅうぎゅうにモノを押し込んで、運んだ。
もちろん1回じゃ足りない。
2か月ほどの間に、5回も捨てに行った。
シエンタは大型車ではないが、それでも自転車を立てたまま乗せられる広い空間を有する。
そのトランクいっぱいの量を5回分だ。
母は頑張ったなぁ…と思う。
何がそこまで母を駆り立てたのかは謎だが、モノと一緒に執着やこだわり等も手放したかったのかもしれない。
モノの溢れた家では何も手放すことができないと、本能的に悟っていたのだろう。
だから1人で黙々と断捨離したのだと思う。
実家はかなりすっきりした。
母の人生も同じようにすっきりしただろうか…?
埋立場の様子は以前の記事に書いた。
実際にはこんな感じだ。
まず遠景。
静かな山間に巨大なすり鉢状の埋立場がある。
埋立場へ下りていく途中、かわいい恐竜(多分ポケモンのキャラ)がお出迎えしてくれる。
市のゴミ収集車と一緒に、ゴミを捨てる。
ここは粗大ゴミ&燃やさないゴミ専用で、生ゴミなどはない。
ショベルカーがゴミを均している。
あまり愉快な画像ではないけれど、これが私たちが地球にしていること。
トキや知床の保護も大切だけれど、環境保護はまず足元からと思わずにはいられない。
断捨離は環境保護に反するように見える。
だが一度捨てる痛みを覚え、自分のゴミが地球にどれほど有害かを知ったら、入口の断がますます厳しくなるのではないかと思う。
いらないモノを入れなければ、必然的に出口の捨も少なくなるはず。
モノは今・ここ・自分に必要な分だけ。
取りあえずの買い物や使い捨てとは縁を切ろう。
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