一通のメールとともに送られてきた画像。
友人のお嬢さんが背負っているのは、娘のリュック。
小学校高学年から中学校1年くらいまで使っていただろうか。
だがお年頃になると、アディダスのリュックなんてダサいと感じるようになる。
モノはしっかりしていて、酷使にも耐えうるし、ほとんど汚れてもいないのに、
我が家ではお役ご免となり、何年もクローゼットで眠っていた。
可哀相そうなリュックサック…。
でも使わないのだから断捨離するか…と思った時、
小学校高学年のお嬢さんがいる友人の顔が浮かんだ。
問い合わせてみると、欲しい…とのこと。
思春期に差し掛かった娘さん、
お子様系リュックを恥ずかしい…と思いだした矢先だった。
シンプルなリュックは、小学生にとってはお姉さんの証。
しかも水色は好きな色だという。
かくてウェルカムと貰われていったリュックは、
新らしいご主人様に愛されて、活躍しているそうな。
第二の人生…、リュック生だね。
我が家では要らなくても、場所を変えると喜ばれることもある。
こういうベストマッチングは、譲ったほうも、譲り受けたほうも嬉しい。
断捨離講座in金沢のシェア会で仲良しになった4人組、
毎月、持ち回りでランチ会を催すようになった。
それぞれの自宅で一品持ち寄ってのランチ。
先月、その楽しいパーティに交ぜてもらった。
おしゃべりが楽しいのはもちろんだが、
特筆すべきは、同時に不要品の交換会をしたこと。
全員がダンシャリアンなので、
提供される品々は厳選されていて状態もよく、しかもお洒落だ。
気に入って買ったはずなのに、結局着なかった、
なんかイマイチしっくりこなかった、
頂き物で、お気持ちは嬉しかったけれど、自分には似合わない、
高かったけれど、新品だけれど、自分にとっては要・適・快ではない。
そういう品々を持ち寄って、欲しい人がいれば、その人に使ってもらう。
死蔵されていた靴や服や化粧品や雑貨が、新しい活躍の場を与えられる。
そこで私がいただいたトップス。
なんともmomoカラーで、皆さんが口を揃えて「これはmomoさんの!」と仰る。
まだタグがついた新品で、持ち主さんは一度も着用していない。
色は好みだが、デザインは普段手を出さないタイプ。
だけど着てみたら、すごくしっくりきた。
会う人、会う人、「よく似合う!」と褒めてくれる。
着る度に、どんどん好きになる。
これって、私にとっても、服にとっても幸せなことだと思う。
ただゴミ袋に入れるだけでなく、
次に生かせる場を探してあげることも、
ダンシャリアンの立派な選択肢だ。
…っていうか、本当は全てのモノが、リサイクルされることが望ましい。
ただここで気をつけるべき点は、
なんでもかんでも人にあげればいいのではないということ。
これは子供服のお下がりによく当てはまるが、
少々痛んでいても、染みがあっても、ほころびがあっても、
どうせ子供がまた汚すんだから…と、次の人にダンボールごとあげてしまう。
「いらなかったら、捨てて。」という親切そうな一言とともに。
この時、あげる方に、捨てる痛みは発生しない。
だが貰う側はどうだろうか。
いくら洗い替えがたくさん必要な子供とはいえ、
趣味やサイズが微妙に合わない服は、どうせ着せないだろう。
自分の子供がつけた染みなら気にならなくても、
他人のつけた染みって、案外、不快なもの。
首周りの黒ずみや臭い、平気?
自分が貰ったらどうだろうか…と、考えてみたら分かると思う。
絶対に喜んで使ってくれる…と確信が持てるモノ、
自分の大切な相手に、躊躇なくあげられるモノ、
誰かに譲る時は、そういうモノに厳選したほうがいい。
捨てる痛みを肩代わりしてもらうだけの譲渡は、ダンシャリアンらしくない。
処分の手間も痛みもしっかり引き受けてこそ、断捨離の真髄が見えてくる。
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