冷蔵庫の中の卵。
たいてい10個入りパックで買ってくる。
うちは4人家族だが、卵アレルギーが1人いるので、
おおむね3の倍数で使う。
たいてい最後に1個あまる。
1個だけだと…、意外と使い道がない。
いきおい次のパックを購入する。
残った1個は、次のパックと併せて使えばいいや。
…そして、忘れる。
次のパックが最後の1個になる頃、前の卵は賞味期限切れ。
あ~~あ、やっちゃった。
仕方ない、燃えるゴミの日に出そう。
…そして、忘れる。
この時点で、冷蔵庫には、ラストの卵が2個。
やがてどっちが賞味期限切れか分からなくなり、
まごまごしているうちに両方食べられなくなる。
仕方ない…と、また新しいパックを買う。
かくて冷蔵庫の中には、最後の1個がひしめきあうこととなる。
どうせ食べられないのだから、さっさと処分すればのに、
なぜかいつまでも置きっ放し。
冷蔵庫は毎日開けるから、古い卵は毎日目に入る。
目に入るけど、見ていない。
・・・いや、見たくないのか。
期限内に食べなかった、処分を先延ばしした…、
その罪悪感から、脳が認識することを拒否しているかのよう。
卵に限らず、そこにあるのに、ないものとして扱われているモノ、たくさんあるなぁ。
透明ではないから網膜には映っているはずだが、
風景の一部と化して、意識が素通りしていく。
そしてそのまま月日が過ぎる。
堆積したまま、流れを滞らせたまま、
使われず、愛されず、何の役にも立たず、
日に焼けて、埃をかぶって、ただそこにあるだけ。
主人に見向きもされないモノたち、
本来の役割を果たせないモノたちは、
きっとそこに居たくないだろう。
無視され続ければ、不貞腐れて、マイナスオーラを撒き散らす。
未来永劫、こんな状態で放置するなら、せめて処分してくれ!
…私がモノなら、そう思うけど。
冷蔵庫の中がもたつくと、とたんに食生活がぞんざいになる。(←私の場合)
ダンシャリアンになってから、食べ物を腐らせなくなった…と威張っていたが、
ちょっと気を抜いたら、あっという間にこの体たらく。
最近、お料理するのが億劫だったのは、きっと卵の呪いだろう。
停滞気分を一掃するため、冷蔵庫内の断捨離をした。
そうしたら、夕食時に珍しく家族全員が揃った。
塾や部活でなかなか時間が合わないのに、
思いがけず賑やかな食卓となった
メニューはハンバーグ・肉じゃが・サラダ・なめこの味噌汁・炊き込みご飯。
(これからの季節、おでんにしたら、卵はあまらない)
断捨離講座in金沢、残り7席となりました。
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