今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

ビフォー&アフター(2010.4.8)

2010-07-15 17:07:46 | 実践
カメかカタツムリかって速度でのたのた進む私の断捨離だが、ここにきてやっとビフォー&アフターが報告できる個所ができてきた。


まずは台所から洗面所へ続く廊下。

廊下って、ついつい雑多なモノの溜まり場になってしまう。

ほんの一時的のつもりで置いたが最後、そのまま半年とか…


では、とくとご覧あれ

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これがビフォー。

右手前のワゴンには、主のいなくなったハムスターケージが乗っている。

その横にはトイレットペーパー。

なんでここ?

ペーパーの上にはワンコのぬいぐるみが放置されている。

壁のコルクボードもプリント満載だ。

奥のワイヤーラックには、足ふきマット、掃除用具、シャンプー等の買い置きの品々。

突き当り右が風呂なので、場所としては間違っていないが、ゴチャゴチャ感は否めない


だが成せば成る!
 
断捨離後はこうなった。

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すっきり空間が出現

突き当りのワゴンは、左手のクローゼットがもう少し片付いたら、内部に収められると思う。

だが多分やました先生なら、「そのワゴンもいらないでしょ?」…と仰るだろう。



お次は娘の部屋。

高さ2メートル近い巨大なスライド式本棚があった。

スライド式の部分はコミックや文庫しか入らない奥行きなのだが、そもそも我が家にはマンガ部屋が存在するので、娘の部屋に大量のコミックはない。

帯に短したすきに長し、奥行き15cmはなかなか使いづらいサイズで、行き場のないモノが乱雑に詰め込まれ、そこに分厚い埃が積もっていた。

色も重厚でとにかく圧迫感がある。

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(写真はほとんどモノを出した後の状態)


この10年選手の本棚をダンシャった。

だが棚は必要なので、半分以下の大きさの可動棚式シェルフを導入。

マイケル様の祭壇もリニューアルした。


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断捨離の精度としてはまだまだ甘いけれど、思春期の女の子はいろいろ飾りたがる生き物なので、その楽しみは残してあげよう。

以前よりもマイケル様が際立って、娘も嬉しいんじゃないかと思う。



こうやって少しずつでも、目に見える成果が上がり始めると、生活の中に様々な変化が現れる。

特に顕著なのはキッチンだ。

私はこれまでシンクやコンロ周りの掃除が嫌いだった。

掃除しない → すごく汚れる → 掃除に時間がかかる → 億劫になる → 先延ばしにする → もっと汚れる

かくて無限のループで台所は汚れ続けるのであった。


そ・れ・が!

断捨離後は、気軽に掃除をするようになったのだ。

皿洗いのついでに、メラミンスポンジでささっとシンクやコンロ周りを磨く。

5分もかからない。

たいして億劫でもない。

どうしてこんなに簡単なことが、今までできなかったのだろう。


答えは簡単。

軸のずれたモノたちが腐臭を発する台所は、1分でも早く立ち去りたい場所だったからだ。

だからたった5分の掃除が嫌でたまらない。


最後に冷蔵庫の野菜室を披露しよう。

これまでは、野菜類がぎっちり詰め込まれ、下の方には何があるのか分からなかった。

冷蔵庫の中に野菜の地層が形成されていた。

なにがストックされているか分からない状態で買い物に行き、その都度、新たな野菜を買い込む。

下部の野菜はやがて萎びて、原形を留めないまでに溶解する。

そして「ギャ~~~ッ、何これ!」と大騒ぎしながら捨てるのが習慣化していた。

そんなブラックホールのような野菜室が、最近はこんな感じだ。


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断捨離で人生は変わる。

少なくとも、我が家の野菜室は激変した。

なんとも有り難いスキルではないか!


春の別れ(^^ゞ(2010.3.19)

2010-07-15 17:06:47 | 実践
明日は月に1度の燃やさないゴミの日。

1ヶ月に1回きり…というのがミソなのか、この日が近づくと妙にそわそわする今日この頃。

そう、ダンシャリアンとなった私にとって、無視できない大事な日なのだ。



今回の目玉は、クマのぬいぐるみ

ただのぬいぐるみではない。

身長が120センチもある大物だ。

娘がまだ1歳の頃、懸賞か何かで当たって、我が家にやってきた。

やっと歩き始めた彼女にとって、クマもクッションも大差はなかったと思うが、あれから13年、子供たちの手あかと汗とよだれをしっかり吸いこんで、それなりに役目を果たしてきた。

時には座布団になり、時にはサンドバッグになり、時には枕になり…



だけど寄る年波には抗えず、表面は毛羽立ち、薄汚れて変色し、多分ダニの巣窟となっている。

おまけにダンシャリアンと化した私の目には、まぎれもないゴミに映る。



よし断捨離しよう。


一応燃えるゴミだが、あまりにも大きいので、普通ゴミの日に出してもいいものか、市の美化センターにお伺いを立てた。

すると、職員のお姉さんが涼やかな声で教えてくれた。


「裁断すれば普通ゴミの日でも大丈夫ですよ~。」



さ、裁断?

ぬいぐるみをハサミで切り刻めと?


いくらモノとはいえ、そんな残酷なことできないよ~~~!


だってツブラナ黒い瞳で私のこと、見てるし



…で、くろねこさんのブログを参考に、ぬいぐるみを単独で粗塩と一緒に袋に入れ、燃やさないゴミの日に出すことにした。


90リットルのなるべく白っぽいゴミ袋、買ってこなきゃ!



今まで大きな癒しをありがとうね さようなら。


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晴れてダンシャリアン(2010.3.8)

2010-07-15 15:43:19 | 実践
断捨離セミナーが終了した。

本来は3時間×3回で学ぶ内容を、2時間×7回でじっくり教えていただいた。

セミナー後のやました先生とのおしゃべりも本当に楽しかった。

多岐にわたる話が次々飛び出してきて、時間を忘れてしまうこともあった。

ひとえに先生の気さくでオープンなお人柄ゆえだろう


終了を寂しく思っていたら、復習を兼ねてまたいらっしゃい…と言っていただいた。

バンザ~~イの気分。
 
先生、本当にありがとうございました。



セミナーを終了したので、私とちゃんは、晴れてダンシャリアンとなった。

(本やブログを読んで頑張る人をダンシャラー、セミナーを受講した人をダンシャリアン、先生レベルの達人をダンシャリストと呼ぶ by nonさん


断捨離に取り組んで約半年。

私の断捨離は亀の歩みで、迷いながら、立ち止まりながら、振り返りながら、何度か中断もしながら、ゆっくりゆっくり進む。

一気にゴミ袋80袋や一晩で1トンもダンシャる猛者もいるが、人それぞれの断捨離があると先生は仰る。

私は私のペースでいいとのこと。

そう言ってもらえると、なんだか安心する。


ただゆっくりであっても、モノの量は減っているはずだし、思うように捨てられなくても、常にイメージトレーニングはしている。

あそこのアレを捨てたら、このくらいのスペースが空くとか、この大きな本棚をダンシャって子供部屋のカラーボックスで代用しようとか。

だから捨てるべき時が来たら、一気に動けるんじゃないかと思う。



それに判断力の精度は確実に上がっている。

一度は捨てないと判断したモノが、翌月にはあっさり手離せたり、前には見えなかった無駄が目につくようになったり。



私の断捨離は1年計画。

だからゆっくり焦らずに行こう



最近の経過報告。


*白いエプロン

結婚祝いに姑の友人から頂いたエプロン。

薄手で真っ白でレース満載、丈もひざ下まである。

木漏れ日の降り注ぐガーデンで、お客様にハーブティを供するにはうってつけのエプロンだが、生憎そんなセレブなシチュエーションとは縁がない生活。

汚れまくる台所仕事にはとても使えず、ずっとタンスの底に眠っていた。

未使用だが年数が経っているため、なんとなく黄ばんでいるのでオークションには出せない。

使わないなら捨てるか、使って汚してから捨てるかの二者択一で、もったいないから…と後者を選択。

だが、あまりにもフリフリで可愛らしすぎて、似合わない

まるでアキバのメイドさんみたいだ。

一度着用したまま宅配便の受け取りに出たら、クロネコのオジサンの笑顔が引きつった。

これは汚れるまで待ってはいられない…と意を決してダンシャった。



*木製のガーデンテーブルとベンチ

購入後3年ほどは、毎年ペンキを塗りなおしていたが、最近はずっと雨ざらし。

塗装も剥げて、ひび割れ多数、おまけに雪の中に放置してあったら、オレンジ色のキノコみたいなモノが生えてきた

園芸用に使えなくもないが、なくても全然困らない。

この自治体は大型ゴミの収集は有料で、テーブルセットの処分には1500円もかかる。

…が、このまま庭に置いたままでは、ダンシャリアンの名がすたる。

オークションで稼いだお金から処理費用をねん出した。



*ミカサのストーンウェア

スープボールとケーキ皿と大皿のセット。

出番は1ヵ月に1回あるかないか。

多分なくても困らない。

…けど、何故か思いきれない。

一度は処分しようと食器棚から取り出すも、また戻してしまった。

実はこれは実家から持ってきた食器で、なんと私が10代の頃から使っているシロモノだ。

特別な思い出はないのに、捨てられないのはなぜだろう

呪いでもかかっているんだろうか。

先生は捨てられない時は、無理に捨てなくてよいと仰る。

まだダンシャる時ではないけれど、その日はいつか必ず来るから…と。


あ…、書いているうちに、なんか段々手離したくなってきた。

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どなたか引き取ってくださる方、いらっしゃいます?

断捨離における総量規制(2010.2.21)

2010-07-15 15:37:21 | 実践
息子がユニクロに連れて行ってくれと言う。

新しいシャツが欲しいとのこと。


え゛っ?


新しいシャツ?

こんなにいっぱい持ってるのに?


息子は質より量を重視するタイプで、安い服を何枚も買う。

私がこんなに断捨離、断捨離と騒いでいてもどこ吹く風、正月早々、お年玉でジーンズショップの福袋をお買い上げ。

1万円の大袋に商品が7点も入っていた

コートがなくて寒いと訴えるので私が買ってあげたユニクロのダウンコートと、その数日後に祖母がプレゼントしたコムサ・ストアのウールのコート(ファー付き)があるというのに、さらにコート類が2枚増えた。

学校に行く時は、たとえ吹雪でも学ランにマフラーだけで、コートは着ない。

はっきり言って今の生活に4枚ものコートは必要ないのだ。


(ちなみに私は元々福袋が好きではない。

金額以上のモノが入っているからお得かもしれないが、気に入らないモノが混ざっている確率も高く、そんな品にお金を出すのは厭だから。

ただ何が入っているか分からないというドキドキ感は理解できるので、息子の気持ちも無下に却下できない。)


使わないモノ、不要なモノが増えるのが何より嫌な現在の私にとって、新しいシャツの購入はユユシキ事態だ。

だが息子はクローゼットがキチキチでも意に介さない。

シャツの類も山ほどあるのに、それでも足りないと思っている。


そんな時、やました先生が教えてくださったのが、総量規制の概念だ。

断捨離をしているのは、あくまで私なのだから、それを家族といえど息子に強要することはできない。

また息子の持ち物を、私が勝手に断捨離するのもご法度だ。


そこで先生のアドバイスに従って、総量を把握させる作戦に出た。

手持ちの服をずらりと並べて、お気に入りを選んでもらうのだ。

捨てるモノではなく、お気に入りを選ばせるのがミソ

タンスやクローゼットに収納されている状態ではなく、平面に並べられていれば、総量が一目瞭然。

親があれこれ口出しするより、自分で気づくよう仕向ける方が、高校生には効果的だ。


…で、トップス(シャツ類 + セーター)だけ並べてみた。

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半そでTシャツだけで19枚!

お前はモデル様?…ってほどの量だ。

うま~くおだてて乗せて、着るシャツ、着たいシャツを選ばせてみたら…


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結果はこんな感じ。


写真の構図がまずくて分かりずらいが、これでも脱衣カゴ一杯くらいは断捨っている。

私の基準からしたら、あと3割は楽々減らせるが、まあ、最初だし、これで手を打とう。



それから学ランも1着、処分した。

我が家には175センチの学ランが2着あった。

1着は高校入学を機に新しく購入、もう1着はご近所の方から頂いたお下がり。

姪っ子の結婚式で上京する際に、家族4人分の礼服と制服を宅配便で送るために譲っていただいた。

その時は大変重宝したが、式後は全く出番がない。

それでも、もし突発的な何かがあって、汚したり、破れたりした時に役立つと思って、保管してあった。

やました先生によると、これは不安の成せる技だそうだ。

将来に不安を感じ、そのために備えている

何かが起こったら、その時に必要な品を調達できない自分を予測しているわけだ。


『不安にフォーカスを合わせるのではなく、本当に必要なモノは必要な時に与えられると信じましょう』


その通りだなぁ…といたく納得した次第。

結婚式の時は役に立ってくれて、ありがとう…と感謝の念とともに、断捨離した。



チマチマとなので劇的変化は見られないが、我が家の断捨離はカタツムリのごとく、ゆっくりゆっくり紆余曲折しながら進むのであった(^^ゞ


オークション利用の断捨離(2010.2.5)

2010-07-15 15:29:23 | 実践

執着はないけれど、捨ててしまうには惜しい品。


つまり現在の我が家には必要ないが、求められる場所に行けば、必ず活用されると分かっているモノのことだ。


例えば子供のスキーウェア。

雪国では、学校のスキー遠足などがあるため必需品だが、毎日使うものではない。

しかも子供はすぐ成長して着られなくなる。

極寒の雪山でも大丈夫な防寒着だから作りはしっかりしていて、お値段もそこそこ高い。

周囲に譲る相手がおらず、リサイクルショップで200円で引き取られるのも嫌な場合どうするか…、と考えてネットオークションを利用してみた



オークションサイトの手順に従って、まずメンバー登録。

すると本人確認用のパスワードが自宅に郵送されくるので、それを確認画面に打ち込んで、出品資格を得る。

写真を撮り、説明文を書き、いくつかの条件を選んで、ポチっとすると、あ~~~ら、簡単。

息子のスキーウェアが出品された。


開始価格を1000円、即決価格を4000円に設定。

時々、ログインして入札状況をチェックする。

すると3日目くらいに、質問が入った。

落札後、すぐ入金すれば、即日発送は可能かという問い合わせ。

OKの返答をすると、その方が入札してくださった。

1000円で落札されても、送料は相手持ちだし、リサイクルショップで売るよりお得だし、何より本当に欲しい人の手に渡るのだから、よかった…と思った

だが、終了1日前になって、他の入札が立て続けに入り、あれよ、あれよと言う間に値段がどんどん上がった。

結局、一番初めに入札した方が、即決価格で期限前に落札して下さった。


その後、落札者とネットを通じて、取引条件の確認などを行い、入金を確認後、梱包して発送した。


初めての取り引きなのに、こんなに上手くいっていいのだろうか…。

狐につままれたような感じだった。

だけど面白かった。

今まで知らなかったけれど、こんな世界もあるんだなぁ。

用途とサイズが限定された品物の買い手がこんなに簡単に見つかるなんて、ネットオークションの浸透率と威力に脱帽だ。


…で、味をしめた私は、次に息子の小さくなったトレーニングシューズを2足出品してみた。

中学の部活引退直前に購入したが、ほとんど使用していないキレイなシューズだ。

この2点にも買い手がついた。

1点は開始価格のままだったが、もう1点は開始時の3倍の値がついた



次に出品した、息子の福袋に入っていたジャケットも、新しいご主人さまの元に旅立った。



へえ~~っ、なんかすごい、オークションって


リサイクルショップで二束三文で引き取られたあれとかこれとか、オークションに出せばよかったかも!



…という風に欲をかいてはいけない。

あくまでも、捨ててしまうのは資源として惜しい、活用してくれる人にバトンタッチしたい…という初心を忘れないようにしなくては。

出品の準備や落札後のやり取りは、確かに面倒くさいこともあるので、出品数は抑え気味にして、楽しみの範囲でやろうと思う。

なんといっても私の目的は断捨離なんだから。

断捨離の趣旨は、不要・不適・不快を要・適・快に入れ替えることであって、決してお小遣いゲットではありませぬ。




さて、断捨離セミナー意識編でやました先生が教えてくださったこと。


よく「私、捨てられないタイプなんです!」…と言う人がいるが、それは捨てられないのではなく、捨てたくないのだとか。

意識の上では、捨てたいのに捨てられなくて困ってま~~すと思っているが、実は無意識層には、捨てたくない!という思いが渦巻いている

それは根底に、自分が捨てられたくないという思いがあるから。

心の奥の奥に抑圧されているのは、自分が捨てられるという恐怖感や無価値感。

その深層心理が執着となって、モノにしがみつく自分を形作る。



なんて奥深いんだ、断捨離って。



もしかして、私がネットオークションに傾倒した背景には、役立たずの私だけれど、他の場所に行けば役立たずじゃなくなるかも…という深層心理があったりして。


こうやって目に見える住まいという環境を整えることで、目に見えない心の世界にまで迫っていく。


心理学ではよく執着を捨てるとか、古い観念を手放すとか言うけれど、具体的に何をどうしたらいいのか困惑する。

けれど、断捨離は手を動かして不要物を排除するだけだから、その方法は単純明快、とにかく理解しやすい。




折しもこの日は、やました先生のお誕生日

ちゃんと一緒に、素敵なバースデーケーキのお相伴に預った。

昨年の誕生日に、先生は「断捨離のすすめ」の著者、川畑のぶこさんと初めてお会いになった。

その後の1年で、このお二方は人やチャンスと次々に巡り合い、それぞれ本の出版が実現した。

今年のお誕生日、先生と一緒にいられた私たちにも、ラッキーな未来が待っているのかしら。
(こういう煩悩こそ、断捨離が必要なんだろうけど…