ヤモリとイモリ
兵庫県では比較的広い範囲で見られものの、多くの場所で減少傾向にあるのがアカハライモリ
アカハライモリが江戸時代には人気だったという。それが薬として。
江戸時代、好きな人と結ばれるために、惚れ薬になったのがイモリ。
「イモリの黒焼き」として利用されてた。
映画「千と千尋の神隠し」では、リンが釜爺にイモリの黒焼きを渡された時に顔を赤らめる場面があります。「イモリの黒焼き」の効能について知っているからでしょう。
元禄・享保ごろには江戸・大坂に黒焼屋の看板のところで買い求めることができたとか。
使用方法は、オスのイモリの黒焼きを自分にふりかけ、メスのイモリの黒焼きを好きな相手にふりかければ、お互いに引かれて相手がふり向いたといわれています。
田植えや稲刈りの時期に水田や水路で見られる求愛行動。そのことが、イモリの体内には恋愛や性に関する薬効をもつ成分があるに違いないと、日本ではじめての動物図鑑である『和漢三才図会』に書いてあります。
ところが、次のような話があります。
中国ではヤモリが女性の浮気防止に使われていた。
中国の古書には、漢の武帝がヤモリの粉を宮女たちに体に塗りつけ、効果があったと記されています。す。
それを、平安時代に日本に紹介され、ヤモリがイモリにすりかわり、浮気防止が惚れ薬に変わってしまったというイモリには迷惑な話。
ヤモリ
ヤモリ科ヤモリ属
人家の外壁などに生息し一生を通じて水中に入ることがなく、変態をしない爬虫類です。
夜、街灯にあつまる虫などをねらっているのをみることがあります。
アカハライモリ(ニホンイモリ)
イモリ科イモリ属に分類される両生類。
田んぼや池、川の淀みなど流れのないところでみられます。
ミミズや昆虫、他の両生類の卵なども貪欲に食べます。
背中は黒から黒褐色、腹は赤色、黒い斑点があります。
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