トウカイコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)
梅雨明けかと思われる晴天の中、ナチュラリストクラブ本日は加西市の網引湿原での観察会
網引湿原にはトウカイコモウセンゴケとモウセンゴケの2種類が見られます。
貧栄養な湿地、湿地周辺の裸地、水の浸みだす粘土質の崖などに生える多年生の食虫植物で、花茎の高さは10~15cmになります。
葉の長い腺毛から甘い香りのする粘液を出し、これに釣られてやってきた小さな虫がくっつくと、腺毛と葉がそれを包むように曲がって消化吸収するといわれています。
日本の固有種で、本州の静岡県~四国東部に分布します。最近は九州でも見つかっています。(2019中西)
隣の京都府では絶滅寸前種になっています。
花は6月~9月に咲き、モウセンゴケの花が白色なのに対し、トウカイコモウセンゴケはピンク色をしています。
葉は、「スプーン形」であることで見分けます。
モウセンゴケとコモウセンゴケとの雑種に起原をもつ複二倍体になっています。
参考文献 https://www.jstage.jst.go.jp/article/chiribunrui/67/1/67_0671-07/_pdf/-char/jaより
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