ジョロウグモ
ジョロウグモの原産地は、日本、韓国、中国、台湾です。
最近、そのジョロウグモがアメリカのジョージア州北部に生息していることがわかりました。(2014年)その後、ジョロウグモはジョージア州北部からアラバマ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、テネシー州まで広がっています。
なんらかにまぎれてアメリカ大陸に行ったようです。
ジョロウグモは黒脚に黄オレンジの縞模様、明るい黄色の体に青緑の縞模様があり、背中には赤が入っています。オスのクモは8月下旬に、メスのクモは9月から10月上旬に成熟します。
秋のクモでジョロウグモの巣がやたら目につくようになります。
直径が50cm位ある大きな巣の真ん中にジョロウグモのメスがでんと居座っている姿をみると、クモの嫌いな人にとっては迷惑な話でしょう。
ジョロウグモのオスは他のオスからメスを守るために交尾のあともメスの巣で居候を続けます。(写真の上の小さいクモがオス)
メスは冬が近づくと、産卵を控えておなかに卵をかかえています。
寒くなる11月の中頃から12月初め頃には木の幹や建物の壁などに卵をうみつけます。
卵は赤い色で卵のうにつつまれ春まで待ちます。
ジョロウグモを漢字で書くと、「女郎蜘蛛」と書きます。ところが、辞書をみるともう一つ上臈と書いてあります。
「上臈」とは平安時代、後宮などに仕える女官で身分の高い順に上臈、中臈、下臈ととなります。江戸幕府の大奥の職名としても上臈という官位がありました。
ちなみに講談社の「日本語大辞典」で「上臈」を引いてみると
- 年功を積んだ高僧 ②身分の高い人,上流の人 ③身分の高い女官,上臈女房 ④江戸幕府の大奥・・・」
「上臈」とは身分の高い意味で使われていましたが、いつ上臈(ジョウロウ)より女郎(ジョロウ)グモが主にになったのかはわかりません。
ジョロウグモには妖怪伝説があります。
400 歳になるまで生きつづけると、魔法の力が発達し、昆虫の代わりに人間を食べるようになる話です。
魔法の力がついた女郎蜘蛛は洞窟や森、街の空き家などに巣を作り、若くて美しい女性になって現れます。
女郎蜘蛛はよい男性を見つけると、愛情を約束して家に誘い込むと、弱らせ、男性を長く苦しませてながら死を待つのです。
女郎蜘蛛は都市の真ん中でさえ、気づかれず何年もこのように行動し、愚かな若者の骸骨を何百も積み上げている。という怖い話になっていきます。
そのようなところから、女郎蜘蛛のほうが定着したのではないでしょうか。
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